利便性が高まる飯塚市~鯰田工業団地・誘致企業視察へ
福岡県飯塚市は平成18年3月、旧 飯塚市・穂波町・筑穂町・庄内町・頴田町が合併し発足したもので、福岡県のほぼ中央に位置し、人口約13万4,000人。JR福北ゆたか線が南北に走り、国道200号線、201号線および211号線が市街地で交差した交通の要所である。一時は炭鉱の閉山から人口は減少傾向にあったが、大学の誘致・トンネル開通に伴う道路網の充実や自動車産業界にもけん引され近年は若者も多く賑わいを見せている。
飯塚市は、平成18年度から19年度にかけ自動車業界の動きが活発に展開したこともあって、自動車関連を中心とした製造業者などの企業誘致を目的に、鯰田工業団地の開発に取り組んでいたが今年3月完成した。企業誘致においても、同20年度名古屋市に事務所を開設し2名を常駐させるなど積極的に取り組んできた成果があり、既に数社が視察に訪れているとも聞かれる。
同工業団地は元来、三菱マテリアルが所有していた「ぼた山の跡地」(30ヘクタール)である。平成19年に飯塚市が譲渡を受けたもので、同20年度より総工費20億5,000万円を投じた大型プロジェクトがスタートした。30ヘクタールのうち18ヘクタール(5万坪以上)を5工区に分け大手ゼネコンである森本組・あおみ建設ほか地元A級の建設業者がJV工事などで造成を手がけ、1年半の歳月を掛け今年3月竣工する運びとなった。

飯塚市の経済部からは「分譲単価はまだ決定していませんが、隣接している近隣の工場団地が7,000~8,000円から1万4,000~1万5,000円ですからできるだけ安価にて取り組みました。同工場団地は国道200号線のバイパスに隣接しており交通の利便性があるほか、公共の下水道も完備されています。また、通常であれば環境の問題から工場面積の20%余りの緑地帯が必要となりますが同地区の場合、工場立地法に基づく特例団地ということで緑地帯の必要がありません。既に東海地区方面からも引き合いが来ています」とのコメントを得た。
飯塚市の住宅事情は、全国住宅建設産業協会連合会の第43回全国大会において優良団地として表彰を受けた「飯塚ガーデンヒルズ」109区画(残79区画内外)を筆頭に、高級住宅地として知られる「柏の森ヒルズ」380区画(残100戸内外)、住宅供給公社が手がける「花咲き台」150区画(残50区画内外)などの引き合いも順調。鎮静化していた分譲マンション建設(施主・あなぶき興産九州㈱、アルファステイツ新飯塚 柏の森(仮称)7F52戸)も7月頃から販売開始となる。市の中心街である樽屋町においても活性化事業の一環としてマンション建設の話も浮上している。同市は福岡市と北九州市の丁度中間に位置し田川市内に向けた国道201号線が筑豊・烏尾トンネルの開通で八木山バイパスと繋がり通行量は増加している。また同バイパスも今年6月には通行料が無料化になるなど、流通の拠点として今後に大きな期待がもたれている。リーマンショック以降、やや鎮静化していた工場誘致や住宅販売であるが、飯塚地区にもようやく明りが差してきたようだ。 【野村】


脚光を浴びる北九州市門司区大里地区
北はウオーターフロント公園や関門海峡など眺望にも恵まれている。JR門司駅を中心に周辺にはJOY PLAZA(ボウリング場など娯楽施設)ほか飲食店も軒を連ねスーパー銭湯「楽の湯」など歩いて行ける距離にあるというのが人気の一つにもなっている。都市高速のインター(大里インター)にも近く、門司駅から小倉駅までJRで6分、レトロ地区で有名な門司港まで6分と通勤・観光にも便がよく住環境には非常に適している地区である。