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工事業者完成工事高【土木・建築部門】

 例年に続き、トップは広成建設㈱。親会社のJR西日本管轄で、中国地区の鉄道関連工事をほぼ独占できる強みを発揮。今期は黒字に転換を果たしており、増収増益での推移。完工高・売上高ともに2位以下を大きく引き離し、広島地区での業界トップの威厳を見せつけた。

  2位も前年に引き続き大新土木㈱がその座をキープ。完工高は前年を下回るも、売上高では増収。最終利益では前期比で減収となるも、利益の額では11億8,132万円と、トップの広成建設㈱を上回った。3位には、順位を1つ上げトップ3入り。前年3位のミサワホーム中国㈱と入れ替わる格好となったが、5位の㈱増岡組を含み、トップ5の入れ替わりはなかった。

  6位以降では、昨年10位だった洋伸建設㈱が順位を3つ上げ7位にランク。売上高を100億円の大台に乗せ、完工高とともに増収増益の業績であった。

 前年、トップ10にランクインした企業で、赤字決算となっていたのは3社あった。

 しかし、今期は上位21社すべて経常損益および当期損益においては黒字を計上した。 しかし、その一方では前年まで伸長傾向を示していたトップ10企業の平均完工高は、前年の185億3,800万円から179億4,861万円と低下を示している。市況の低迷から厳しい経営を強いられる中で、各社ともに利益重視の動きを見せた結果のようである。

  昨年までトップ10に入っていた大木建設㈱は、前期比で完工高が43%ダウンの大幅減収となり7位から12位へと後退。

 また、前年9位だった広島菱重興産㈱も完工高が42%ダウン。建設業以外の部門での全体をカバーしたため、総売上高は前期比26%ダウンに抑えたものの、17位に後退した。

 トップ10圏外に目をやると、創建ホーム㈱が昨年の16位から順位を2つ上げ14位に。近年、8期連続での増益基調での推移を続けている。

  前年75位の㈱玉川工務店が完工高を前期比で1.9倍に伸ばし37位に急上昇。県北地区の業者としては19位の㈱加藤組に次ぐ順位に付けたが、昨年同様経常損益および最終損益では損失を計上する厳しい内容となっている。

 また、同じ県北地区の宮田建設㈱は、完工高を前年比で1.4倍に増加させ黒字に転換。増収増益で昨年の59位から42位まで順位を上げた。

 前年に比べトップの上位20社の企業は、黒字転換を果たし利益を捻出。しかし、21位以下については、赤字決算もしくは利益計上が少額の企業も相応にあり、業界全体としては依然として厳しい状況が続いている。

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