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【入社・新生活】 2010年新人社員の取扱説明書

新入社員イメージ 新入社員が入社し、職場がフレッシュな雰囲気に包まれる4月。毎年この時期にはその世代の特徴が話題になるが、今年の新人にはどのような傾向があるのだろうか。

 2010年3月に入社直前の内定者に向けてマイコミフレッシャーズが行った意識調査がある。この調査結果から見える、新人のいくつかの特徴と彼ら・彼女らへの接し方について、数々の企業で若手社員研修を行う株式会社ファーストキャリアの代表 若鍋氏に伺った。


「言われたことだけをやっていれば成長・昇進するでしょ」タイプ

 このタイプの特徴として、間違うことや、人からできないと思われることを恐れるため、言われたことはしっかりやるが、それ以上を自分からはやろうとしないことが挙げられる。

 言われたことをそつなくこなしていけば、周囲が認めてくれて、順当に成長し出世していけると思っている。

「このタイプの新人には、いつどういう役割が求められているのかという、明確な目標を示してあげることです」(若鍋氏)

「7月までに仕事を覚え、10月までに独り立ち。1年後には、新しいやり方を自分で考え効率を上げるのがあなたの役割ですよ」と、具体的な目標をステップで示していくことが重要。言われたことをきっちりとこなす彼らなら、1年後にはしっかりと目標を達成しているはずだ。


「怒らないで指導してください」タイプ

 意識調査で理想の先輩像の1位に“いつも笑顔を絶やさない人”がランキングされていることからも分かるように、このタイプは、周囲の雰囲気を乱したり、あつれきを生じさせてしまったりすることを恐れる特徴がある。

 怒られると、取りあえず相手の怒りを静めることだけを考え、指摘されていることは分からなくても、素直に「すみません!」を連呼する。

「このタイプには、感情面はともかく、自分の言葉をどう受け止めてほしいかを伝えることです」(若鍋氏)

 「怒っているのではなく、どういう状況なのかを把握しないと次に進めないから確認させてほしい」と新人に伝えることが重要。彼ら・彼女ら自身を否定しているのではなく、共に目指したい方向に向かっていることが分かれば新人も安心し、ようやく指摘されたことの意味を考え始める。


「考えるってどうすればいいんですか?」タイプ

 言われたことはできるが、自分で考えて何かを生み出すことができないタイプ。「聞く前に自分で考えてみて!」と指示すると、すぐに「すみません、分かりません。答えを教えてください」と言ってくる。

 教えたことを発展させることができないため、10教えないと10の行動につながらない。

「このタイプには、一つひとつ、“考える”とは何をしていくことかのプロセスを示すことが必要です。そして、できたときはほめることを忘れずに」(若鍋氏)

 新人があいさつや、名刺交換が一通りできるようになったら、そこで終わりにせず、“できることは率先してやった方がよい”ことを学ばせる。どんな場面でそれを活用できるかを考えさせ、電話も待ち合わせも自分が主体となって行動できることをイメージさせるのだ。この『振り返り→学びの抽出→ほかへの応用』を繰り返し考えさせることで、徐々に自分で考えられるように成長する。

 厳しい就活戦線をくぐり抜けてきた優秀な人材をどのようにして成長させていくかは先輩、上司の指導力の見せどころ。一つひとつどのように考え、行動していくかをさし示し、頭ごなしに注意することはせず、多少面倒と感じてもじっくりと向き合い時間をかけて成長を促すしかないのだろう。

 そして、若鍋氏は新人を自主的に動かすカギは“これができたら、かっこいいかも”と思わせることと言う。新人は思う以上にスマートにかっこよく働きたいと思っているようだ。

株式会社ファーストキャリア:http://www.firstcareer.co.jp
若鍋氏Twitter:http://twitter.jp/wakanabek

文 ●山田忍(エフスタイル)


提供:livedoorニュース

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