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アジア各国の相互利用も検討、電子マネーで生活が変わる?

お札最近、急な出張や旅行が全く苦にならない。ここ数年で電子マネーやネット決済が急速に発達し、様々な手配が飛躍的に「楽」になったからである。

例えば、東京からJR東日本圏内に出張する場合、まずは、東京駅に向かう道すがらモバイルSuicaで携帯電話から新幹線の予約をとりチケットレスで乗車。発車時刻の6分前まで予約(購入)が可能なので、復路の座席は帰る時間に合わせて予約すればよい。

そして、新幹線ホームの自動販売機で飲み物を買う際も、機内販売で駅弁を買う際も、移動先の駅ビルでお土産を買う際も、コインロッカーの利用も全てモバイルsuicaで決済可能であるから携帯さえ持っていれば、財布さえ出さずに事足りてしまうのである。

また、首都圏から関西や東海に旅行する場合も、Suica(JR東日本)がICOCA(JR西日本)、TOICA(JR東海)と相互利用できるので、旅先の移動や買い物にも電子マネーが使え、大変便利だ。

今回は、私たちの生活に急速に身近な存在となった「電子マネー」についてG-Search 『新聞・雑誌記事横断検索』で調べてみることにしよう。


電子マネーの始まりは?
1995年の「週刊エコノミスト」によると、この年の7月に世界で初めてイギリスのある町で電子マネーの実用実験が実施されたとあり、その2ヵ月後にオランダの会社がサービス化するなど、電子マネーはまず、欧州で盛り上がりを見せたようだ。

国内に目を移してみると、イギリスでの実証実験から遅れること4年、1999年にソニーが開発した非接触ICカード「FeliCa(フェリカ)」の試験導入が行われ、さらにその2年後、2001年にJR東日本の「Suica」とソニーグループの「Edy」が開始された。

世界と比較すると、少し遅すぎるのでは?と感じてしまうが、日本の技術「FeliCa」は公共交通機関のプリペイドカードとしては世界に先駆け、1997年に香港で「オクトパス」として導入されていたのだ。


香港で始まった日本の技術
香港では鉄道の定期券が存在しない事もあり「オクトパス」が急速に普及した。これ一枚で地下鉄、バス、トラム(市電)、スターフェリー、ピークトラム(ケーブルカー)の他、コンビニエンスストア、コーヒーチェーン、飲食店、自動販売機、公衆電話などで利用できるだけでなく、マンションのエントランスの鍵や企業や学生のIDカードを兼ねている。

香港の電子マネーは香港市民には無くてはならない万能カードとして既に定着しているのだ。


アジアでも使える夢のカード
さらに、2007年10月の朝日新聞より興味深い記事を発見した。

国土交通省が中国、香港、韓国、シンガポールなどアジア各国の電子マネーの相互利用について国道交通省が検討を始めているというのだ。

通貨の違う国・地域間でどう決済するか、規格やシステムが違う海外とうまくいくか、など課題は少なくないが、2011年の実用化を目指しているという。

また、2008年8月の日刊工業新聞によると、国土交通省が、IC乗車券の相互利用で韓国と実験するとあり、計画は困難ながらも進んでいるようである。

これが実現すれば、アジア各国に行っても両替の手間や切符を買う手間なく電車に乗れ、コンビニでの買い物などなども可能になり、よりアジアが身近になるかもしれない。

ここ数年で着実に私たちの生活に定着した電子マネーであるが、Suica・ICOCA・TOICA・KITAKA・PASMO・PiTaPa・nimocaなどの交通系。それ以外にもEdy、iD、nanaco、WAON、QUICPayなど、枚挙に暇がない。

今後は、乱立する各社電子マネーが整理され、交通系の相互利用が進むなど、ある程度の統一化がなされると電子マネーはますます使い易くなり、利用価値も上がることであろう。今後に期待したい。


提供:株式会社ジー・サーチ

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