ラジオの世界もデジタル化。デジタルラジオってなに?
地上波デジタルテレビ放送の普及が急速に進んでいる。
2011年7月24日(予定)のアナログテレビ放送終了に向けて、それまでに地デジ用のチューナを導入しなければ、テレビが見れなくなってしまうからである。
そういえば、最近の家電量販店ではもうすっかりブラウン管テレビを見かけなくなってしまった。
同様にラジオの世界でも、デジタル化に向けた動きが活発になっているようだ。G-Searchが提供する『新聞・雑誌記事横断検索』を使ってその状況を調べてみた。
デジタルラジオは、従来のAM/FMラジオ放送に比べ受信状況の変化によるノイズが少なく、高音質であること、データ放送などの付加サービスが充実していることなどが特徴である。
ただし、テレビのアナログ放送が、同じ番組内容でデジタル放送に移行するのとは異なり、従来のAM/FM等アナログ放送は継続したまま、デジタルラジオとして新しい内容の放送が追加されることになっている。これは災害時の情報伝達手段として、従来のアナログラジオ放送が重要視されているためであり、デジタルラジオがアナログに置き換わるということはないようだ。
関東ではVHF7チャンネルの周波数を使っているが、今年2月からは送信出力が3倍になり、受信できるエリアも拡大した。4月からはNHKやTBSラジオなども本格放送に踏み切り、計9チャンネルが楽しめるようになっている。
どうすればデジタルラジオを聴けるのだろうか?
デジタルラジオを受信するためには、専用のチューナーを搭載した端末が必要となってくる。今年になってから相次いでデジタルラジオを受信できる携帯電話端末が発売され、また、USB接続型のパソコン用ワンセグチューナでもデジタルラジオを受信できる機種もあるようだ。
実用化試験放送は2003年10月から社団法人・デジタルラジオ推進協会が関東と近畿の一部地域でスタートしていたが、東京の各ラジオ局が今年の4月から本格的に試験放送を始めている。
ニッポン放送は、ラブソング専門局「Suono Dolce」(スォーノ・ドルチェ、イタリア語で“甘いサウンド”)を開始した。簡易動画も配信し、ビジネスの中心地で最近はブランド店も立ち並ぶ「丸の内」のイメージを意識しているらしい。
一方、クラシックを売り物にするのが、TBSラジオのクラシック専門局「OTTAVA」(オッターヴァ)だ。全曲聴かせるのではなく、3分半程度に聴きやすいパートだけカットして流すもので、気軽に楽しめる編成を目指しているようだ。
ipodの普及によるポッドキャストの人気で、最近ではラジオ番組が再び注目を浴びている。
ポッドキャストでは、空き時間を利用して自由な時間に聴けるため、ニュースや語学、トーク番組などの人気が強いようだ。
インターネットラジオやポッドキャストの登場、さらに地上デジタルラジオも加わり、従来のアナログラジオ放送とともに、番組の多様化が進んでいるので、ちょっと探してみると自分好みの放送がいろいろ見付けられるかも。
