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「博多阪急の店づくり戦略を大胆予測」10

博多阪急の戦略ターゲットとしてOLの組織化

 百貨店の主力であるファッションを訴求し、博多阪急のイメージを浸透させるには、「団塊の世代」や「団塊ジュニア」、そして「団塊ジュニアの子供たち」を狙うことも大切であるが、若々しいOL世代も狙う必要がある。OLが多い店は、ファッションの感性が鋭く、福岡市内では岩田屋がNo.1といわれている。博多阪急は出店前に博多駅周辺を含めたOLの組織化を図ってくるであろう。これまでOLは博多駅周辺に買い物する店舗が少なかったので、天神地区(福岡市中央区)や郊外のアウトレットモールなどで買い物をしていた。しかし、ファッションに強い博多阪急が開店すれば、今まで天神地区周辺のOLを含め、買い物動向が変化し天神地区は、専門店を含めダメージを受けることとなろう。

 博多阪急がOLの組織化を図る場合、博多大丸の戦略をアレンジしてくる可能性が高い。十数年前、博多大丸が天神地区のOLを取り組むため婦人服フロアに「ヴィアーレ」という売り場をオープンした時、「ミズ・クラブ」を組織した。そして「誰よりもミズです。」というキャッチコピーのもと多くのOLを獲得した。この時の販売促進部長が博多阪急の特別顧問となっているN氏だからだ。また、1997年エルガーラがオープンして約8年間リニューアルせず魅力に乏しい店舗になったころ、エルガーラへ顧客を集客するために「婦人服エルガーラ外交」組織をつくり、天神、博多駅周辺企業を訪問、各企業のオピニオンリーダーづくりを行い、約800社のオピニオンリーダーとその仲間約1万人を取り込んだといわれている。しかし、当時のファッションは岩田屋がNo.1であり、MD(商品政策)は以前のままだったため衣料品の売り上げは上がらなかった。ファッション以外の食品売り場の売り上げには貢献したものの、外交員と売上高が連動されておらず、数値成果が見えないため、途中で解散したとされている。

 博多阪急は、福岡市で働くOLの10人中8人が知らないほど知名度が低いために、「ファッションポイントカード」と「食品ポイントカード」を組み合わせたような、戦略で開店前からOLの囲い込みを行うと予測される。

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