競争激化?値下げ相次ぐ家庭用ゲーム機
ソニー・コンピュータエンタテインメントの家庭用ゲーム機、PlayStation3の新型が9/3に発売された。価格は29,980円。従来機と比較して10,000円もの値下げとあり、売れ行きは好調な様子。発売初週(8/31~9/6)でなんと15万台以上売り上げたという。
国内の据え置き型家庭用ゲーム機市場はソニーの「PS3」米マイクロソフトの「Xbox360」任天堂の「Wii」の三つ巴の様相を呈しており、価格面の上から若干PS3が不利とも言われていたが、今回の新型発売で大躍進を見せた形だ。
今回は、新型が発売されたPS3とそれらを取り巻く他のゲーム機の状況について、G-Searchの『新聞・雑誌記事横断検索』を使って調べてみた。
●どこが変わった新型PS3
新しく発売されたPS3、一体ドコが変わったのだろうか。
まずはデザイン。
厚みや重量は初期モデルの2/3程度となり、ゲーム機とは思えない一体型のスタイリッシュなデザインが特徴的。 表面もマットなシボ仕上げになっている。
次に性能。
HDD容量は120GB。ちなみに市販の2.5インチHDDと互換性があるため、ユーザ自身で交換も可能だ。主要半導体も改良され、電源系や冷却システムも刷新することで大幅な軽量・小型化を実施している。稼動時のファンノイズも低減されている。
機能については同社の「ブラビアリンク(HDMI連携機能)」が追加されたが、初期モデルに実装されていたPS2互換機能や、「他のシステム(LinuxOSなど)のインストール機能」などは除かれている。細かいところでは主電源スイッチの省略など。
その他には、音楽CDの再生/取り込み、ビデオ・写真の再生、自宅のパソコンとリンクしてのメディアサーバや、アバターによる仮想空間でのコミュニケーション「PS Home」などの機能もあり、ゲーム以外にも楽しめる要素は多い。
更には今回の値下げにより、「ブルーレイドライブ搭載」という点も注目を集めている。ブルーレイは実質的に次世代標準の光ディスク規格であり、DVD以上の高画質映像を楽しむことができる。このBDプレイヤーを単体で買うことを考えると、PS3の29,800円という価格はかなり魅力的だ。
「ゲーム機としては高い」と言われる値段に加え、ソフトのラインナップに魅力がないとされてきたPS3。今回の大幅値下げとほぼ時を同じくして、超人気作「ファイナルファンタジー」最新作の発売日が発表された。期待の大型タイトル発売と本体の普及、更なる新作ソフトのリリースで、ここから一気に巻き返しを計りたいところだ。
<発売中・発売予定のPS3人気タイトル>
・リッジレーサー7 (2006/11)
・メタルギアソリッド4 (2008/6)
・龍が如く3 (2009/2)
・ファイナルファンタジー13 (2009/12)
・グランツーリスモ5 (未定)
●対抗するXbox360
対するマイクロソフトも、今月10日に同社の「Xbox 360 エリート」を従来より10,000円値下げしての29,800円で発売している。時期的にPS3を意識したものと思われるが、同社いわく「ホリデーシーズンを控えた偶然」とのこと。とはいえ、マイクロソフト側も「(Xbox360は)¥19,800!だし。」というCMを打ち出しており、PS3 への対抗意識は隠せない様子だ。
そんなXbox 360だが、外国のゲーム機とあって洋ゲー(外国産のゲーム)が充実している。これらはPCのゲームを元にしているものも多く、オンライン対戦にも力が入っている。コアなゲームも多く、これらを好むヘビーユーザーの割合が目立つ印象だ。
大型国産RPG「テイルズオブヴェスペリア」の発売や、洋ゲーの充実度でPS3に差を付けていた感のあるXbox360だが、各タイトルのマルチ化(Xbox360とPS3で同じタイトルのゲームを発売すること)や、PS3の値下げによる追い上げとあいまって国内での風向きにも変化が出ている。
これに対してマイクロソフトでは、来年8月末までにさらにソフト100タイトルをリリースすると発表している。独自のソフトラインナップを充実させることで勢いをつけ、一気にPS3を突き放したい思惑があるようだ。
<発売中・発売予定のXbox 360人気タイトル>
・デッドライジング (2006/6)
・エースコンバット6 (2007/1)
・Gears of Warシリーズ
・アイドルマスターシリーズ
・Halo3: ODST (2009/9)
・Forza3 (2009/10)
・鉄拳6 (2009/10)
●世界王者のWii
最後に、独自路線を進む任天堂のWii。「Wiiフィット」や「Wiiスポーツ」などの新機軸なゲームが目立つ。夏休みに親戚一同が集まって「Wiiスポーツリゾート」をプレイするCMを見た方も多いだろう。
直感的な操作でゲームが楽しめるとあって、従来ゲームに親しくない高年齢層をも取り込んでいるのが特色だ。いわゆる「ゲーマー」ではなく、「ファミリー向け」を視野にして新規市場を開拓し、全世界で首位をひた走っている。
トップ安泰かと思われるWiiにも、値下げの「ウワサ」がある。ウワサの元は米国で、同国内でWii本体を249ドルから199ドルに値下げする広告が複数流出しているらしい。気になる値下げ時期は今年の9月末~10月初旬だとか。信憑性については定かではないが、先のPS3、Xbox360の値下げ合戦を見ているとさもありなん、といったところか。
<発売中・発売予定のWii人気タイトル>
・Wiiスポーツ (2006/12)
・Wiiスポーツリゾート (2009/6)
・モンスターハンター3 (2009/7)
・Wii Fit Plus (2009/10)
・ニュースーパーマリオWii (未定)
●意外な盲点?付属品のお値段
高解像度(HD)でゲームが楽しめることが売りのPS3やXbox 360だが、環境を整える際に「予想外」の費用がかかることがある。
例えば、PS3標準付属のAVケーブルはアナログのコンポジット入力のため、ゲームやモニタによっては字が潰れてしまう。高解像度の映像を楽しみたいのならHDMIやAVマルチケーブルの購入が必須だ。本体を縦置きする場合の専用スタンドも2,000円と結構なお値段だ。
Xbox360 では「アーケード(19,800円)」と「エリート(29,800円)」の2モデルがあるが、前者にはHDDが付属せず、256MBのメモリーユニットのみとなる。とりあえずゲームを手軽に楽しみたいなら前者、ダウンロードコンテンツやHDDインストールでゲームをフルに楽しみたいのなら後者がオススメだ。アーケードにもHDDを追加することは可能だが、別売りのため(税込15,750円)結局はエリート以上の出費になる。こちらもPS3と同様、高解像度で楽しむなら別売りケーブルが必須となる。もちろん、TVやモニタ、音響設備を整えると上記以上の出費になるのは言うまでもない。ご利用は計画的に。
・・・余談ではあるが、筆者はPS3のスタンドをケチって縦置きしていたところ、ケーブルに足を引っかけて倒してしまった。おかげでHDにインストールしたゲームデータが破損し、再インストールをする羽目になった。必要なところでお金を惜しんでいてはいけないようだ。
●9/26、27は東京ゲームショウ
値下げ合戦の続く家庭用ゲーム機。
直近のシルバーウィークや、年末年始の商戦に向けて各社の競争は激化する一方だ。もっとも、ユーザー側からしてみればゲーム機を買う原動力は結局のところ「遊びたいゲームがあるか」に尽きる。
9/24~27にはゲームの祭典、「東京ゲームショウ」が千葉の幕張メッセで開催される(一般公開は9/26,27)。心魅かれるタイトルがなくて(もしくはありすぎて)、どのゲーム機を買おうかと迷っている方は、東京ゲームショウで運命のタイトルに巡り合えるかも?
(G-Search sideB編集部)
※コラムは、G-Searchデータベースサービスを活用して執筆しています





今回は今何かと話題のJALの整備工場におじゃましてきた。
現在、地元百貨店カードのポイントや値引きの特典は、岩田屋の100円につき5ポイント付加、三越福岡店の5%値引き、井筒屋の100円につき3ポイント付加、博多大丸の100円に付き1ポイント付加となっている。博多大丸はポイント付加が一番少ないのに健闘しているのは、ゴールドカード顧客を家庭訪問し、電話で催事などの案内を行い、来店促進活動を行う顧客開発部という女性部隊(パート組織)を持つからだといわれている。
1997年秋の三越福岡店は開店当時、外商部は設立していなかった。理由は、西鉄天神大牟田線西鉄福岡(天神)駅やバスセンターと併設するターミナル百貨店であったことや、当時は福岡玉屋(1999年閉店)・博多井筒屋(2007年閉店)を含め福岡市には4百貨店が営業し、新規参入の三越福岡店が外商部を開設しても、福岡市内百貨店には強い基盤の外商部があり、富裕層の顧客獲得は難しいと考えられたからだ。
博多阪急の営業初年度の売上高は400億円(売り場面積4万平方㍍)を見込んでいるが、この数字は昨年秋、米国のリーマン・ショック前に発表された数字であり、現在の福岡市内百貨店の売上高を参考にすれば、かなりハードルが高い数字だ。
九州新幹線鹿児島ルートが全線開業する2011年春、新博多駅ビルに、高島屋およびエイチ・ツー・オーリテイリング傘下(2011年経営統合予定)の「博多阪急(仮称)」が開店する。J.フロントリテイリング傘下の「博多大丸」、三越伊勢丹ホールディング傘下の「岩田屋」と「三越福岡店」が営業している福岡市は、地方で唯一、全国3強百貨店が激突することになり、九州地方百貨店の井筒屋(北九州市)、山形屋(鹿児島市)、トキハ(大分市)、鶴屋(熊本市)なども、このあおりを受けることは間違いない。

2008年度の100社の各利益率は前述の通り売上総利益率が8.29%、営業利益率が1.46%、経常利益率が1.61%、当期利益率がマイナス0.63%。