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2009年04月30日

県外企業の進出で出展ラッシュ 生き残りをかけた激しい顧客獲得合戦に勝利するのはどの企業か?8

■スーパーやディスカウントストア ホームセンターなど激戦の様相に
 鹿児島県内の食品スーパー業界をみると、トップのタイヨー(鹿児島市、大証2部上場)が年商1300億円台でほぼ一定、エーコープ(鹿児島市)が、年商500億円台で若干の減収傾向、生活協同組合コープかごしま(鹿児島市)は年商290億円前後でほぼ横ばいと、上位3社まではある程度の状況を持続している。しかし、4位の大和(薩摩川内市)は大幅減収で、5位の山形屋ストア(鹿児島市)も減収を強いられてきている。

2009年04月28日

県外企業の進出で出展ラッシュ 生き残りをかけた激しい顧客獲得合戦に勝利するのはどの企業か?7

 天文館地区でのイベントの開催や、買い物客、観光客を増やすために、天文館地区の3カ所の電停で下車すると大人100円、子供50円(通常大人160円、子供80円)となる市電ワンコインデー、あわせて天文館市電バス無料デー(敬老パス・身障者パス対応)を実施した。

 特にイベントの開催は頻繁で、今年は、買い物に特典などが付く「天文館にぎわい市」(2月13日から15日)、鹿児島を拠点に活動するアーティスト4人の企画展「ドローイング100枚展」(2月7日から15日)、「まちをつくろう!YES WE CANフォーラム」(2月26日)、鹿児島発の海外旅行を促進する「かごしま海外旅行博」(3月7日、8日)などが開催され、行政、企業、商店、各種団体、学校など多くの人々がイベントに参加・協力した。

 このような、すそ野が広い形態で実施される、街の再生支援に関する取り組みは全国的にも珍しく、「We Love 天文館協議会」の活動は低迷にあえぐ各地の商店街から注目され、天文館の復興を願う地元の期待も高い。

2009年04月27日

県外企業の進出で出展ラッシュ 生き残りをかけた激しい顧客獲得合戦に勝利するのはどの企業か?6

■地元が立ち上がる「We Love 天文館協議会」の活動
天文館にぎわい通り「We Love 天文館」の看板 空洞化する天文館の活性化を図るために、さまざまな業種の企業や商店が立ち上がった。それが「We Love 天文館協議会」の発足である。

 発足当時の07年6月は、天文館地区の商店街、飲食店、デパートなど13の団体でスタート。その後、会員数が増加し、08年11月時点で正会員40社、賛助会員78社と拡大。同協議会は天文館におけるかつてのにぎわいを取り戻すため、率先してさまざまな活動に取り組んでいる。

2009年04月24日

県外企業の進出で出展ラッシュ 生き残りをかけた激しい顧客獲得合戦に勝利するのはどの企業か?5

 さらに今年2月18日には、前述の山形屋が増床計画の延期を発表した。

 山形屋の増床計画は新2号館の建設などからなり、売り場面積を150パーセントまで拡張するもので総投資額100億円のビッグプロジェクトである。当初の完成予定は2011年春で、九州新幹線鹿児島ルート全線開業に向け天文館地区の活性化の核と期待されていた。

 ところが、昨年起きたリーマンショックを発端とした、米国発の世界的な不況の影響により消費環境が悪化。山形屋は、投資に見合うリターンが見込めないとして増床計画を延期した。

 山形屋の岩元修士社長は「あくまでも計画延期で、中止という考えはない」と表明し、今後、工事再開の時期を見極めたいとしている。天文館の活性化の起爆剤として期待されていただけに、増床計画の早期実施を望む声は多い。

2009年04月23日

県外企業の進出で出展ラッシュ 生き残りをかけた激しい顧客獲得合戦に勝利するのはどの企業か?4

 三越鹿児島店は、1892年開業の呉服商の丸屋が前身で、1961年に丸屋デパートとなり、83年、三越が資本に参加した。その後84年に鹿児島三越に商号変更。92年に三越が全株を取得し子会社化。2003年に三越本体のグループ再編により三越鹿児島店となった。

 同店は80年代に九州で初めてとなる「ティファニー」を出店。全体の売り場面積では同じ天文館地区にある、南九州地区最大の老舗百貨店の山形屋には及ばないものの、三越鹿児島店が天文館の繁栄を担ってきた役割は大きく、撤退のショックは大きい。

2009年04月22日

県外企業の進出で出展ラッシュ 生き残りをかけた激しい顧客獲得合戦に勝利するのはどの企業か?3

鹿児島三越の閉店を惜しむ声も多い このような状況のなか、天文館地区における衝撃のニュースが続いた。

 そのひとつが三越鹿児島店の閉鎖だ。三越伊勢丹ホールディングスが、昨年4月の経営統合後、初の本格的なリストラ策を昨年9月24日に発表した。その中身は不採算店6店舗の閉鎖で、そのなかに三越鹿児島店が含まれていたのである。同店は今年5月6日に閉店する。

2009年04月21日

県外企業の進出で出展ラッシュ 生き残りをかけた激しい顧客獲得合戦に勝利するのはどの企業か?2

■苦戦が続く天文館
 鹿児島市にある天文館地区は、商業施設、娯楽施設、そして歓楽街が一体的に立ち並ぶ南九州最大の商業地区である。かつて絶大な繁栄を誇っていたが、その栄華した街自体の集客力が減退し空き店舗も目立つようになった。特にアミュプラザ鹿児島やイオン鹿児島ショッピングセンターのオープンなど、相次ぐ商業施設の開業により消費者の分散化が強まり、天文館はいわゆる「街の空洞化」を指摘されるようになってきた。

2009年04月20日

県外企業の進出で出展ラッシュ 生き残りをかけた激しい顧客獲得合戦に勝利するのはどの企業か?1

鹿児島天文館地区の老舗百貨店「山形屋」 2004年3月の九州新幹線の部分開業に合わせ、鹿児島中央駅に隣接する商業施設「アミュプラザ鹿児島」がオープンした。そして07年10月、イオングループとしては鹿児島県初で県内最大規模の商業施設「イオン鹿児島ショッピングセンター」が開業。さらにこの2店舗の規模には及ばないが、副都心的な役割を担う鹿児島市与次郎地区の「フレスポジャングルパーク」(06年10月オープン)、Misumiが運営する「オプシアミスミ」(07年11月オープン)といった大型ショッピングゾーンの相次ぐ開業で、鹿児島地区の流通業界はめまぐるしく変化してきた。

 ここでは、激動の時期を迎えた鹿児島地区の流通事情をピックアップし検証する。