福岡流通大戦争は百貨店業界再々編の幕開けか5
福岡地区天神・博多駅の3大百貨店グループ激突にパルコ参入
11年JR博多駅にオープンする「博多阪急」(仮称)は、J・フロントリテイリング傘下の博多大丸と三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越福岡店、岩田屋との激突となるが、知名度を誇る高島屋とファッション・食品で定評のある阪急との組み合わせで強力な店となるであろう。博多駅進出にあたっては、高島屋と阪急は競い合ったライバル同士。駅ビル開発計画の当初から、テナント進出に名乗りを上げた高島屋が最有力と思われたが、店舗面積、賃借料などで折り合わず、06年春に阪急百貨店に決定した経緯がある。高島屋はマネジメントやMD(商品政策)などでは協力してくるだろう。特に店舗面積約4万平方では天神地区百貨店と戦うには手狭なため、高島屋子会社の「東神開発」の力を借りて、周辺地区開発や周辺地区とのネットワークをつくることも考えられる。
福岡市内3百貨店の08年4月から9月までの売上高対前年同月比は、各店とも前年割れが続き苦戦中である。早急にスケジュールを立て具体的な阪急対策を講じた店が勝ち組となるであろう(表2参照)。
