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環境共生都市を目指して官民一体の先進的取り組み5

環境先進都市の核づくり
 環境先進とモノづくりの2つの特性を融合させていこうというのが、北九州エコタウン事業。同事業では、「あらゆる廃棄物を他の産業分野の原料として活用し、最終的に廃棄物をゼロにすること(ゼロ・エミッション)」を目指し、資源循環型社会の構築を図っている。事業の中心地域である若松区響灘東部地区にはペットボトルリサイクル工場、家電品リサイクル工場などが立地し、実績を上げてきたが、04年には、対象地域を市域全体に拡大した。これは新たに、北九州エコ・コンビナート(都市レベルの資源・エネルギーの有効活用)というコンセプトが確立してきたことによる。

 北九州市は、鉄鋼・化学などの大規模かつ多種多様な産業の集積による素材型産業コンビナートを形成し、立地企業は世界最高水準のエネルギー利用・物質転換技術を有している。現在でも、市内に立地する各企業においては、これらの技術を活用し、省資源・省エネルギーに取り組んでおり、大きな成果を挙げているが、企業単独の取り組みでは限界もある。

 そこで、企業の枠組みを越えて連携することでコンビナートとしてのポテンシャルを最大限発揮し、省資源・省エネルギー、さらには、コンビナートとしての競争力強化につながる可能性を探るとともに、産業圏と生活圏との連携をも進め、先進的な資源・エネルギー循環型都市の構築を目指し「北九州エコ・コンビナート構想検討委員会」を設置した。