打開策となるか?若者路線を強化する大手百貨店3
百貨店が狙ってくる若者ターゲットは大手専門店も苦戦中
百貨店が若者層をターゲットに狙ってくると、現在これらのマーケットは専門店が強い分野のため両者の戦いとなる。専門店は、都心のファッションビルや駅ビル、ショッピングセンターへの出店拡大で成長してきたが、今や苦戦中である。婦人服大手専門店の「ハニーズ」「ポイント」「ライトオン」「しまむら」…、縮小路線へ転換している。
「ハニーズ」(本社・福島県いわき市)は1978年創業以来「高感度・高品質・リーズナブルプライス」を商品コンセプトに、全国各地にヤングカジュアル婦人服の専門店を859店(08年8月現在)展開。福岡市では西新エルモールプラリバ(早良区)、福岡ホークスタウン(早良区)、福岡マリナタウン(西区)等、九州各県にも多くの店を展開している。直近の既存店売上高は8月対前年同月比13・5%減、7月同6・3%減、6月同15・2%減と8月まで連続9カ月前年割れで苦戦中である。年間150店程度の積極的な出店をしてきたが09年5月期は約100店舗とし前期に対し3割減の計画だ。
「ポイント」(本社・東京都)は企業スローガンを「ファッションを通じすべての人にエンジョイすることを提案します」をモットーに、全国に497店舗(08年8月現在)展開している。福岡市ではソラリアプラザ(中央区)へブランドの異なるショップを数店舗出店、天神地下街(中央区)、天神コア(中央区)、キャナルシティ博多(博多区)等、九州各県にも出店をしている。直近の既存店対前年同月売上高比は8月9・3%増、7月同5・5%増であったが、6月は同9・6%減、5月は同2・5%減と前年割れをしている。(表1参照)
また販売効率も低下している。特に在庫回転率(売上高を在庫数で割り、回転率が高いほど販売効率がよい)が悪化している。08年3月から5月期の在庫回転率は年概算で20・7回と前年同期比5・6ポイント低下しているといわれている。ハニーズの年概算回転率が1・6ポイント悪化に比べ販売効率が悪くなっているようだ。
