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打開策となるか?若者路線を強化する大手百貨店2

今秋大手百貨店は若者ターゲットへ売り場改装
今秋、若者の集客をアップするため売り場改装した伊勢丹新宿本店(東京・新宿)
 全国百貨店売上高も2007年は対前年比0・8%減の7兆7052億円と1991年のピーク時に比べれば約2割の減少だ。少子高齢化、物価上昇、郊外型ショッピングセンターの影響などで都心店より地方店が苦戦しているが、都心店は打開策として中高年中心の店づくりから若者も狙える店づくりに営業戦略を転換し、低迷する売上高の底上げを目指し始めた。

 伊勢丹新宿本店(東京・新宿)は9月3日、地下2階フロアに女子学生向け婦人服・雑貨売り場「イセタン ガール」(約1000平方メートル)を初めて開設した。ターゲットは10歳代後半から20歳代前半と設定し、割安なジーンズや同居する親娘連れでの衣料品・雑貨の売上高拡大を狙う。

 小田急百貨店新宿店(東京・新宿)は、今秋以降リニューアルする。新宿駅周辺の小田急グループ各商業施設をひとつの街に見立てた「新宿テラスシティ」構想を深堀りし、新宿駅西口から同南口までの回遊性を高める計画だ。中でも若者層に人気の小田急新宿ミロードとの買い回りの利便性を高めるため、20歳代女性向けの衣料・雑貨に特化した売り場(約900平方メートル)を新設し、従来より2〜3割安い衣料品の品揃えを強化する計画だ。

 J・フロントリテイリング傘下の松坂屋銀座店(東京・中央)は9月23日、地下2階から地上2階までの4フロアを改装オープンした。20歳代から30歳代の若い女性向けに、衣料・雑貨・食料品など手ごろな価格帯の商品を充実。特に、アクセサリーや婦人靴、雑貨の売り場は2~3倍に拡大し若い女性客の拡大を狙っている。

 西武百貨店池袋本店(東京・豊島)は来年春に10歳代後半から20歳代の若い女性を対象とした衣料品・雑貨の売り場を新設する予定だ。若年層も購入できる割安でファッション性のあるブランドを取り揃え、ファッションビルに流れていた若者を取り込む計画だ。

 東急百貨店東横店(東京・渋谷)は9月25日、婦人服・雑貨売り場を8年ぶりに改装し、価格帯も従来より2割程度安くした衣料を拡大し若者の集客を狙っている。