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08年度内にも年間生産台数150万台達成 設計・開発拠点の設置で新しい段階へ10

部品メーカーに「系列」はない

 東海地域のトヨタに代表されるように、自動車メーカーは本社機能のある地域で部品メーカーと「城下町」ともいえる強固な地盤を築いてきたが、九州では、自動車産業の集積が遅れた分、系列意識は強くない。
 
 福岡県小竹町でプラスチック部品を製造する三泉化成九州工場の樹脂製品の出荷先は1社に限らない。例えばバンパーはダイハツ九州に、バックドアやフロントドアの内装部品はマツダの防府工場(山口県防府市)だ。もともと九州に進出した日産自動車の九州工場と取引していた。1990年代後半に型締め力1000トン超の大型設備を導入。トヨタ自動車九州の宮田工場で生産する高級車「レクサス」などに用いる木目調特殊塗装の専用工場を新設するなど、大型投資を続けた結果、メーカーの壁を越え注文が殺到している。
 
 2001年に九州に進出した大手プレス・東プレの生産子会社、東プレ九州は九州での本拠地を久留米市に置いた。取引の大半を占めていた日産九州工場のある苅田町や、トヨタ九州工場の宮若市も検討したが、日産、トヨタ、熊本で二輪車を生産するホンダとすべて2時間以内で部品を運べる久留米市に決めた。04年に九州に進出したダイハツとも取引を開始。今も取引の7割程度は日産向けだが、同じ工場ではトヨタのレクサスの車体部品も生産している。