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08年度内にも年間生産台数150万台達成 設計・開発拠点の設置で新しい段階へ1

2020年には7兆円産業へ

 北部九州地域には、日産自動車九州工場(福岡県苅田町)、トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)、ダイハツ九州(大分県中津市)の自動車メーカー工場が立地している。各メーカーは21世紀に入ってから生産を着実に伸ばし、自動車産業は今や九州を代表するリーディング産業になった。
 
 福岡県は北部九州を関東、東海地域に次ぐ自動車産業の一大拠点とするために、2003年2月、麻生知事を会長に官民一体となった「北部九州自動車100万台生産拠点推進会議」を設置、年産100万台の実現に向けた積極的取り組みを行ってきたが、3年後の2006年に第1目標の年産100万台を突破した。そのため推進組織の名称を「北部九州自動車150万台生産拠点推進会議」(会員数470団体・企業)に改め、「生産台数150万台」「地元調達率70%」「アジアの最先端拠点」「次世代のクルマ開発拠点」の4つの目標を掲げ、目標年次を2009年度に設定した。
 
 現在の完成車の年間生産台数は、日産車53万台、トヨタ車43万台、ダイハツ46万台だが、12万台体制の日産車体九州(苅田町)が2009年初旬に操業を開始すれば、目標年次を1年前倒しして2008年度中に150万台を突破することが確実になってきた。次なる目標は現在50%しかない部品の調達率を70%まで高めることだ。
 
 経済産業省の工業統計表(2005年)によると、九州地域の自動車関連産業出荷額は約2・7兆円と九州全体の製造業工業出荷額約20兆円の約14%を占めている。九州経済産業局は、中国をはじめとしたBRICsなど海外の需給動向を踏まえて、2020年の九州地域の自動車関連産業の規模を6・4~7・6兆円と試算している。