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新福岡空港の建設で布石を打った地元経済界3

福岡空港総合調査の背景と取り組み

福岡空港 国(国土交通省)・福岡県・福岡市でつくる福岡空港調査連絡調整会議で、福岡空港についての総合的な調査に取り組んできた。総合調査では4段階に分け、ステップごとに調査結果などを住民らに公開し、それに対する意見などを集めている。その総合調査のステップ3で問題解決に向け、現空港における滑走路増設案と新福岡空港建設案が2007年9月に提示され、この8月末から9月にかけ、いずれかに絞り込まれる。
 
 新空港建設ありきで考えてきた地元経済界にとって、滑走路増設案は想定外で、しかも、国の判断が増設案に傾きそうとなれば、今、動き出さねば取り返しがつかなくなる。06年11月の福岡市長選挙で新空港建設反対を公約に当選した吉田宏市長は何の動きもしないだろうが、麻生渡県知事は年内にも新空港建設に舵を切ろうとしているだけに、このままでは麻生知事を孤立させてしまうという危機感も働いている。
 
 これが、ここに来て、地元経済団体が新空港建設推進で動き出した要因だ。
 
 そこで、福岡空港総合調査とは、どのような取り組みで、提示された現空港における滑走路増設案と新空港設案とはどのようなものだろうか。その背景から、調査内容、そして今後のあり方について考えてみる。