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2011年、「博多」を震源地に福岡都心が生まれ変わる!8

パルコの狙いはテナントとして優先交渉権か

九州の商都・天神の交差点天神2丁目の大規模再開発構想は、今のところ地権者間に温度差もあり、すぐに動く可能性は高くはないが、60ー70年代に完成した古いビルはいずれ建て替え期が訪れる。さらに古い岩田屋の旧本館はもっと早いだろう。このため、破格の条件を飲んで進出するパルコに対しては「将来旧本館が売却されて再開発計画が動き始めた際に、テナントとして優先交渉権を訴えることをにらんでいるのではないか」と見る向きが多い。
地権者と行政による再開発構想は、天神2丁目のオフィス街と旧岩田屋本・新館にとどまらず、新天町を巻き込んだ構想に発展する可能性もある。浮かんでは沈み、また浮かんでは沈みしていた新天町の再開発も仮店舗で使える旧岩田屋本・新館のあるうちが最後のチャンスかもしれない。今後検討が進む地元の構想に、パルコおよび親会社の森トラストが先手を打ったと言えないこともない。
福岡三越などが入る天神ソラリア計画や岩田屋別館が入る旧NHK福岡放送局跡開発以来、大規模な再開発が落ち着いた感じもある天神地区だが、「博多」に刺激されるように次の大規模開発の芽が出始めた。