2011年、「博多」を震源地に福岡都心が生まれ変わる!5
【天神地区】天神2丁目再開発とパルコ出店の波紋
パルコが旧岩田屋本館への出店を表明
天神地区でも大きな動きがあった。
「(仮称)福岡天神2丁目ビルへの出店基本合意について」。A4判の紙2枚が2月8日に突然、福岡市役所の記者クラブに投かんされた。福岡天神2丁目ビルとは、旧岩田屋本館のことを示す。地下1階、地上8階。延べ床面積2万4000平方。商都・天神を長くけん引した地元百貨店、岩田屋が経営難に陥り、本館とそれに隣接する新館を福岡市内の学校法人「都築学園」に売却・閉鎖して4年。天神を象徴するビルが再生に向けて、突然動き始めた。
本館・新館を巡っては、これまでも再開発のうわさが何度も浮上しては消えた。05年に学園側から旧本館の利活用を委託されていた三井不動産がロフトを核テナントとする再開発計画をまとめたこともあったが、20億円近くに上る耐震補強と改装費の負担をめぐって学園側との調整が不調に終わり、交渉がとん挫したこともある。交渉は契約直前まで進んでいたが、学園側が土壇場で建物の改修費負担額を拒否したという。「ゴール目前で学園が突然サイドブレーキを引いた」。学園側との交渉を知る関係者が述懐する。
