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「天神VS博多駅」流通戦争14

カード特典力では博多阪急
 
各百貨店とも固定顧客づくりのため、カードの魅力化に取り組んでいる。現在岩田屋のAZクレジットカードは100円につき5ポイント制で年会費は2年目から1300円である。一方、三越福岡店の三越カードはお買上高から5%値引きで、年会費が2年目から2100円だ。また、博多大丸のゴールドカードは100円につき1ポイント制で年会費無料となっている。
 
博多大丸のポイントが一番低く、福岡内の百貨店のなかでも健闘していると思われる。これは博多大丸に全国でもめずらしいパート女性部隊(百数十名規模)による開発外商部という組織があり、来店促進を図っているからと言われている。
 
デジタル化して合理性を追求する時代になったものの、顧客の心をつかみ、来店につなげるには地道なアナログ的手法が、目に見えない効果があるといえる。
 
しかし、博多阪急が出店するとカード特典は福岡市内でトップとなる可能性が高いので今までの様相は一変する。阪急のペルソナカードは現金でもクレジットでは、年間買上高30万円未満でも翌年は5%、同30〜50万円未満では翌年7%、同50万円以上は翌年10%優待となっているからだ(年
会費は2100円)。特に博多阪急は開店1年前よりカード会員獲得をスタートさせ、10万口座を目標に攻めてくる可能性が高い。
 
福岡市内百貨店はこれに対抗してポイントアップに取り組んでくると思われるが、阪急のようなポイントを設定すれば、経費負担増となって経営を圧迫するため、困難と思われる。よって採点すれば博多阪急3点、岩田屋、三越福岡店各2点、博多大丸1点となる。(表3の採点集計参照)