「天神VS博多駅」流通戦争12
店舗環境、商品陳列のトップは岩田屋
百貨店の営業基本計画における三要素といえば、商品政策(MD)、サービス、環境と言われている。この3つが核となり、カード戦略、外商戦略、販売促進戦略・・・・などの営業戦略が加わって、店舗のイメージを形成して、最終的に売上高に結びつくのだ。
環境は「いかにホッとする空間であるか」「非日常的空間の装いがあるかどうか」「見やすく、買いやすい売り場づくりになっているか」である。この環境空間づくりは新店舗ほど、時代に合わせた環境ができるので有利と言われている。しかし、既存の古い店舗でも空間づくりと見やすく買いやすい売り場づくりは大変重要である。
特に百貨店は「イメージ」形成を大切にしており、店内に入った来店客に対して、何を訴求しているのかが、大きなポイントとなる。このため、どこの店舗でも玄関付近にはステージが置かれ、もっとも訴えたいビジュアルを展開している。
店舗の入り口付近だけではなく、各フロアにおいても同様にビジュアルを展開し、さらに売り場内においても展開している。つまり、その店舗は何を発信したいのかをしっかりビジュアルで見せて、各売り場ではそれぞれの商品を販売していくのである。
売り場内の陳列においても、同系色の色でも左から右方向へ明るい色から暗い色へと陳列し、上から下へ向けて明るい色から暗い色へ陳列するなど、見やすく買いやすい陳列を心掛けている。
この環境づくりで採点をすると、岩田屋、博多阪急が3点、博多大丸2点、三越福岡店1点となる。(表3の採点集計参照)
