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成長率では測れない経済実態――進む格差と地方4

自動車や精密機械を中心に高水準続く民間設備投資

一方、民間企業による設備投資意欲は依然として高い。日本政策投資銀行九州支店が07年6月に実施したアンケート調査によると、07年度の九州地域設備投資計画は対前年度比20.3%増と5年連続で増加し、製造業が同26.5%増、非製造業が同13.5%増であった。
 
製造業は、福岡・大分県等で工場新設や能力増強の投資が続く自動車と関連部品メーカー、大分県の事務用民生機械、長崎・佐賀県の半導体関連の大型投資が牽引し、高水準となった。非製造業も、ウエートの高い電力が需要増加対策および幹線工事など送電関連の投資上積みにより01年度以来6年ぶりの増加に転じ、企業立地が進む地域を中心にビジネスホテルの新設などが計画されているサービス、大型商業施設の新設や増床がある不動産などが増え、11年ぶりの増加に転じた。
 
日本銀行福岡支店の07年9月調査による九州「企業短期経済観測調査(短観)」でも、07年度の九州設備投資額計画は高水準を維持しており、下期計画はむしろ上方修正されていた。九州の工場立地件数も経済産業省の調査によると、07
年上期は110件となり、1994年以来13年ぶりに100件を超え、対全国比でも12.2%を占めた。
 
民間の企業設備投資は自動車や精密機械などの製造業を中心として、08年も高い水準の投資意欲を維持している。