大胆予測 博多阪急の戦略とは11
博多阪急出店後の構図

三越と伊勢丹の統合が2008年春に決定した。
福岡地区も少子高齢化で市場が縮小傾向にあるものの、首都圏と同じように九州の中でも100万都市・福岡へストロー現象が起こっている。
このような状況下、伊勢丹資本の岩田屋と三越福岡店がすみ分けを行ないながら、両者が手を組んで博多阪急と共同戦線を戦うことになる。
特に三越は富裕層やシニア層に強く、一方岩田屋はOLや30・40歳代に強いと言われる。この2店が特色を生かして手を組めば催事面での共同販売促進が可能となる。本年9月に開催した大丸、松坂屋の全国縦断バーゲンなどのような催事が岩田屋・三越福岡店でも開催されるであろう。
また、広告媒体面の新聞折込みチラシひとつを取っても、一枚のチラシで両店を紹介でき、印刷経費減につながる。さらにチラシの部数は大幅に拡大できるだけに販売効果は大きいであろう。
また両店が持っている顧客の共有化による商品販促も可能となる。さらにカード戦略でも汎用性を図るために両店で共通利用もできるであろう。
さらには、三越が強い高額品の美術・宝飾・呉服は、岩田屋外商部も販売可能となる。三越の
50歳以上の外商富裕層顧客の子どもが20〜30歳代のためファッションに強い岩田屋の商品を買い求めることができ、両店の相乗効果で売上高は飛躍的に伸びることも考えられる。
いずれにしても両店のすみ分けを行ない、店舗がお互いに近いことをデメリットではなく、メリットとして生かし戦ってくるであろう。
仮に岩田屋、三越福岡店のジョイントが成功すれば、この両店と博多阪急に挟まれた形になる博多大丸の苦戦が予測される。福岡市内に年商400億円以上の百貨店が4つも存在する商圏でないかぎり、三越福岡店の出店で閉店した福岡玉屋の例を引くまでもなく、天神のいづれかの百貨店が、暖簾を畳む結果になるかもしれない。
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