博多・天神地区の百貨店戦争!!3
再開発事業でにわかに脚光を浴びる博多駅周辺

ここ数年、天神地区から博多駅周辺にオフィスを移転する企業が多い。博多駅周辺のオフィスが全て天神からの移転組ではないが、オフィスの数が増加していることは数字の上でも顕著になっている。
例えば、この10年間で、博多駅中央街、博多駅前1・2・3・4丁目、駅東1・2丁目と駅南1・2丁目の博多駅周辺では261事業所が増えたのに対し、天神1・3・5丁目で構成されている天神エリアでは、50事業所と五分の一以下に過ぎない。
また、ホテルの客室数についても、2004年時点で福岡市内において、最大の客室数を保有しているのは博多駅中央街で、延べ客室数は2149室にのぼる。博多駅地区にホテルが集中している要因としては、福岡空港に近く、JR線をはじめとする九州内外への交通アクセスの良さが挙げられる。
2011年春の九州新幹線開通に合わせて、工事が進む博多駅ビルだが、博多駅周辺地域再開発における主要プロジェクトであることはいうまでもない。構想としては、九州新幹線全線の開業を契機に、乗り継ぎやすさや歩行者の動線を考慮した、利用者にやさしい街づくりを構想してる。また、広域業務の中心地区としての集積を活かした、商業・文化交流などの都市機能を充実させた街づくりを提案する。
新博多駅ビルは、現駅ビルを建て替えて、大型施設を建設する。約2万2000平方メートルの敷地に地下3階・地上10階建で、延床面積20万平方メートル。この20万平方メートルという広さは、ビジネス棟を除いたキャナルシティ博多の延床面積に匹敵する規模だ。
