大胆予測 博多阪急の戦略とは8
博多阪急はどのようなカード戦略を採るのか
現在福岡市百貨店のカードの値引きやポイント特典は、岩田屋の100円に付き5ポイント付加、三越福岡店の5%値引き、博多大丸の100円に付き1ポイント付加となっている。
博多阪急は出店にあたりペルソナカードを発行するであろう。ペルソナカードの特典は、現金でもクレジットでもお買物が最大10%優待となっている。詳しくは年間買上高が30万円未満は翌年5%、30〜50万円未満は翌年7%、50万円以上は翌年10%優待となっている。(表3参照)
年会費は、岩田屋の初年度無料2年目から1300円、三越福岡店の初年度無料2年目から2100円、博多大丸は無料となっている。しかし、開店記念として、博多阪急がオープン初年度迄の年会費無料(2年目から2100円)で、開店1年前よりカード会員を募集すれば、福岡市内百貨店にとっては大きな脅威となるであろう。
このため、福岡市内百貨店も対抗策としてポイントアップに取り組む店が出てくると思われる。しかし、博多阪急のようなポイントを設定すれば、経費負担増となり経営を圧迫するために困難と思われる。この結果、博多阪急が福岡市内で百貨店一番カードとなる可能性もある。
この優位性を大いに生かすためにも、開店前からカード会員顧客を獲得してくるであろう。北九州市の小倉そごう(現小倉伊勢丹)がオープンした時、約5万人の会員を集めていたように、博多阪急も10万人規模の会員を獲獲してくる可能性もある。この場合、店舗がまだオープンしていないために中元や歳暮、平常ギフト、更には通信販売などを含めて、どのような特典を実施するかが注目される。
いずれにしても、福岡においては阪急百貨店の知名度がない分、開店前に広告以外になんらかの仕掛けを行ってくるであろう。

