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経営は心




東経格言禄  東経情報より抜粋

人の言うことを聞くな

東京経済

経営者があまりにも人の言うことを聞くと 判断を誤る 事業を起こした創業者で成功した人の共通点は 超ワンマンである 創業期の金もない 人もいない 信用も薄い このような状況で 周りの意見を聞き過ぎると船頭多くして 船 陸に上がる の例えの通り 目的を達することは困難になる 特に中小零細企業では妻が事務所に座り 金庫を預けることが多いが この金庫番である妻の意見が強くなるにつれ 会社がおかしな方向に向くことがある 経営はここぞ という時に大勝負を賭ける ところが女性は安全 安泰 現状を望む 確かに細かい気配りと 細かい経費管理は 欠かせないが これが行き過ぎると 経営者を小さくしてしまう パパママストア的零細事業でよいのなら 妻の意見を聞くのも大いに結構だが 一大事業への夢があるなら 聞かない方が成功の確率は高まる さらに周囲の人の意見を聞き過ぎるのもよくない 男は夢を食って生き 女は男の夢を食って生きる
記事は「東経情報」から抜粋したものです。
週に3回(地区によっては週1回)郵送でお届けする企業情報紙「東経情報」の表題に書かれています。
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経営者必修

(更新 2010/3/13)

経営者にとって何が大切か その一番は健康と若さ ここでいう若さは 年齢のことではない 一部肉体も含む精神的若さのことである 健康でない経営者には金は貸すな とまでいわれるくらいだ 指揮能力 戦闘能力 すべて健康であるからリーダーシップが執れるのである 戦国武将 毛利元就の祖父 父兄らはいずれも早死した 早死したのは深酒に原因があると 元就は悟った この経験から 自分への戒めとして「酒は分をわきまえて飲め」「酒は小椀に2杯まで」と節酒の効能を常々家臣に語っていたという 当時の寿命は人生50年といわれた時代 毛利元就は60歳で中国山陰を制覇 大大名として74年の人生を全うしたのである いささか耳の痛い話ではあるが 経営者として 多くの社員とその家族の人生を背負っている以上 深酒は慎まなければならない 深酒の基準は個人差があるが 家族以外と飲む時 酔っ払って醜態をさらす人は深酒をしていると思うといい 会社も身体も健全が一番
記事は「東経情報」から抜粋したものです。
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ネゴシエーター

(更新 2010/3/12)

ネゴシエーター 早く言えば根回し 政界でいう寝業師のことだ このネゴの最もうまかったのが勝海舟だ 空前の大ヒットを飛ばした NHK大河ドラマ『篤姫』の後半に 江戸城無血開城に向け 篤姫の指示で 西郷隆盛に見事な根回しをする 我々ビジネスマンも勝つか負けるかの大一番で 大切な仕事は根回しである 有力者から強力な紹介状を取り付け 攻略する購入決定権者に最速で接近し商談に入る この下ごしらえの上手い営業マンが 成果を上げるのだ 勝海舟は「交渉相手を知り その心裏を突くべし」さらに「大事をなすために必要なのは余裕である」と言っている どこかの国の厚生労働大臣のように 新型インフルエンザの進捗状況発表記者会見に登場する姿を見るにつけ なんと貧相でちまちました歩き方をする人だ と感じた 顔を引きつらせ いったい今度は何が発生したのかと国民を大いに不安にさせる 何事にも心裏を読み 余裕を持つことが大切である
記事は「東経情報」から抜粋したものです。
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年寄りの話

(更新 2010/3/11)

ミサワホームの創業者 三澤千代治は言った「欲のない年寄りの話に真実が潜んでいる」この言葉は 土光敏夫・元経団連会長の「石油がなくなるかもしれない」という言葉から セラミックス系住宅資材を手がけ 井深太・元ソニー名誉会長の教育論から 子育ての視点に立った住宅の開発を思いついた経験からの一言である 実に的を得ている 破竹の勢いで日本の住宅産業界を席巻した三澤千代治氏の超ワンマンぶりは知られているが 一代で大事業を興す人はやはり ものの見方や感じ方が違う 三澤千代治氏ほどであれば 素晴らしい話から 与太話まで 数々飛び込んできたと思う その雑多の情報はすべて持ち込む者の欲が絡まった話ばかりである ところが 井深さんや 土光さんは 大成功を収めた経済界の重鎮 宝のような方である この方達の話にはどろどろとした欲望は皆無である ポツリと漏らした言葉の中に真実が隠されていることを三澤千代治氏は読み取っていたのである 年寄りの話は宝なのだ
記事は「東経情報」から抜粋したものです。
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天職に精進

(更新 2010/3/10)

有り余る富を有すると 豪奢(大層ぜいたくで派手なこと)になる 大廈高楼に住んで 珍味佳肴に馴れ 高い地位に就くと 傲慢になって人を寄せ付けまいとする しかし それは間違っている 富といい 地位といい それは自分だけの力で得たものではなく 誰かの犠牲なり 奉仕によって人から与えられたものだ 少しも威張る必要はない 総理大臣であろうが 政府高官であろうが 大会社の社長であろうが頭の上がらないところは八方にある 簡素で高ぶらない生活をすれば 栄誉や富を長く保つことができる と言い実践したのが 日産コンツェルン創立者の鮎川義介である 山口県の萩の貧乏藩士の長男に生まれ 旧制山口高等学校から東大に入り 財界入りし日本経済の要となる 日産自動車 日立製作所 日本鉱業などを遺した 苦学をする中で 上流社会の悪徳を書生の目で見届けた鮎川は 権は天に勝てず 真と善と美を終局の理想とする人のみ 永遠の勝利があるとの理念で 天職に精進した
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伏久者飛必高

(更新 2010/3/9)

伏久者飛必高(伏すこと久しきは 飛ぶこと 必ず高し) 今 まさに春 長い間 草地にうずくまっていた雲雀も ひとたび飛び立てば 必ず高く舞い上がるように 我々人間も たとえ今 陽の当たらない 傍流にいようと 意欲を失わず その中でエネルギーを溜めこんでさえすれば 必ずチャンスがきたときに一気に力を発揮することができる これは中国 明時代の『菜根譚』にある励ましの言葉である 春の定期人事で閑職と思える部署に配属になったり降格になった人がこの春は特に多い 管理職に身を置くものは この不況下で業績下降の責任を取らされる 一見なぜ自分がこの責任を取らされるのかと 不満たらたらの方もいると思うが それが責任者というものである 不満を持つ管理者は 部下の実績は自分のもの 失敗は部下の責任 このタイプの人間と知るべき 降格になってもじっと耐え 能力に磨きをかける人は ひとたび飛び立つと 必ず天高く飛び立つものである
記事は「東経情報」から抜粋したものです。
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あなたはどの将か

(更新 2010/3/8)

「あなたは十夫の将か 百夫 千夫の将たり得るか」 早朝から夜遅くまで働き 困難には先頭に立ち社員を引っ張るのは「十夫の将」 問題を発見し そこから生じる損害を察知して社員に適切な指示をする また社員の能力を公平に評価し賞罰を行うのは「百夫の将」 戦略が巧みで 魅力ある目標を示し部下の意欲を喚起させる 思いやりのある行動と 優れた説得力で全社員を心服させる 誠実 厳格 寛大なるは「千夫の将」とある さてあなたはどの将でしょうか 某企業の地方都市の歴代支店長がそれなりの実績を積み上げて都市部の支社長に就任した ところが期待に反して皆失敗した 当初は業績横ばい 数年後には業績は下降線を辿り左遷された なぜこうなるのか? 器の違いである 人は器を与えるとそれなりの器になる という人もいるが大半は失敗をする 水は方円の器に従うというが 器以上には人はならない 10人の支店で成功しても100人の支社を経営できるとは限らない 器の見極めも社長の仕事だ
記事は「東経情報」から抜粋したものです。
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二兎を追うものは

(更新 2010/3/7)

「二兎を追うもの一兎をも得ず」 商売の基本ともいえる戒めの言葉である カゴメ創業者蟹江一太郎(愛知県出身1873年〜1973年)は一生一業を貫いた 蟹江は「二兎を追うもの一兎をも得ず という諺があるが 二兎どころか 三兎も四兎も一時に射ち止めようとする愚かな真似を私たちは平気でやる 凡人が天才の真似をすると一兎も得ずに無駄骨に終わる危険がある」と言った カゴメソースやトマトケチャップの創始者である蟹江一太郎は篤農家の養子に入った 3年間兵役を務めた時に上官から「これからの農業は皆と同じものを作っていてはダメだ」といわれ 退役後郷里に帰りトマトの栽培を始めた いまと違ってトマトは西洋野菜で需要は見込めなかったが 名古屋市内のホテルでトマトソースを使った料理を見て これからはトマトソースやケチャップの時代が来ると読み 早速試作を始めた とにかく一心不乱にトマトに賭け一つの事業に生涯を掛けたのである
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後継者

(更新 2010/3/6)

住友財閥中興の祖 伊庭貞剛(滋賀県近江八幡出身)は「人の仕事で一番大切なことは 後継者を得ることと その仕事を引き継がしむる時期を選ぶことである 後継者が若いといって譲ることを躊躇するのは おのれが死ぬということを知らぬものだ」と 説いている 伊庭は住友財閥繁栄の基礎づくりを25年にわたってなした 住友入り後は 大阪紡績(東洋紡績の前身)の設立 大阪商船の再建 公職(衆議院議員)などについた 議員在職中に住友家の前当主 当主が相次いでこの世を去り 住友家の前途は暗たんたるものとなった 伊庭は公職を辞し 後に残った先代の未亡人を家長にすえ 当主の妹に婿養子を迎えて後継者づくりを行った そのころ幹部の対立に端を発し 住友家250年の歴史が崩壊する危機を迎えた 別子銅山争議である 伊庭は争議を静め改革を断行し生産性向上に貢献した 伊庭は住友総理事の要職にあったが「最高の地位 最高の禄につけば長くとどまるべきでない」と4年後に引退した
記事は「東経情報」から抜粋したものです。
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ポジティブ

(更新 2010/3/5)

「曇りなき 心の月を 先立てて 浮き世の闇を 照してぞ行く」伊達政宗 辞世の句である 戦国武将の辞世の句はすべて暗い そして その調べは悲哀に満ちている 死に際に詠む辞世だけに「散る 落ちる 消える」などの言葉が出てくるのも この世との決別の歌 故 仕方ないのかもしれない 唯一 伊達政宗 冒頭の句は全く暗さがない「曇りのない心の月で 行く手の道を煌々と照らし 生きにくい浮世の闇をまっすぐに進んでみせよう」とあの世の先まで照らしそうなほど明るいのである 幼少の政宗は 疱瘡を患い 顔は痘痕だらけ さらに右目を失うなど いじけた少年だったという 政宗が変わるきっかけとなったのが 虎哉宗乙という師僧の言葉だった「顔が醜いと思うのはそなたの心だ おのれ自身と向き合い逃げるな 自分の心の弱さに打ち克て」と説いたという このように自らが変わることで 自分の将来を 未来を変えることはできる とにかく逃げずに己に克つ そしてポジティブに生きようではないか
記事は「東経情報」から抜粋したものです。
週に3回(地区によっては週1回)郵送でお届けする企業情報紙「東経情報」の表題に書かれています。
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草履片足 下駄片足

(更新 2010/3/4)

人間にも海に似た潮時というものがある 釣り名人でも 潮時を外すと全く釣れなくなる それが潮時が来ると 素人でも面白いように魚がかかる これを入れ食いと呼ぶ 人生も同じではないか その潮時は前触れもなく いきなり訪れる それも瞬間的にである これを掴んだ者だけが成功を手にする 「草履片足 下駄片足」とは 人は慌てていると 片方に草履 片方に下駄を履くなどという とんでもない間違いを犯す 普通であれば走れるものではないが それでもなお 人は走り出さなければならない瞬間がある それをまだ時が熟してないと 一瞬でも躊躇すると潮はたちまち引いてしまう つまり 一瞬の好機を躊躇していると掴めない 石橋を叩いて渡る と言うが 石橋ばかり叩いていてはいつまで経っても渡れない 渡れないどころか これまで蓄えたすべての財産まで失う 今のような世の中は 草履も下駄も履く暇がない時もある その時は裸足で駆け出せ がむしゃらに運は掴むものだ
記事は「東経情報」から抜粋したものです。
週に3回(地区によっては週1回)郵送でお届けする企業情報紙「東経情報」の表題に書かれています。
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