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寒いほど (2011/12/28) 7日の大雪も過ぎ22日は冬至。年末年始にかけ一雨ごとに寒さが増してゆく季節です。リーマン・ショック後、日本経済は停滞を余儀なくされ重苦しい閉塞(へいそく)感に苛(さいな)まれてきた。現国民新党の亀井 静香代表のゴリ押しで法整備されたセーフティネットで銀行借り入れ返済猶予や個人住宅ローン返済の猶予などが申請すれば略100%認められた。経営者もサラリーマンも大いに助かった。しかし、その申請から景気が回復したか?といえばもっと悪くなっている。3.11大震災後の自粛ムードで零細小売業者は売り上げが半分くらいまで減少した企業も見られる。この制度自体に対する賛否両論あったが、猶予期間を過ぎたら返済は当然しなければならない。そして再度事業資金借り入れを起こす。しかし、借り入れは難しい。なぜか? 自ら私は経営が苦しい、私はリストラされて住宅ローンの支払いができません、と証明したようなものだからだ。銀行も事業、焦げ付くのを見越して貸すことはしない。今、どれだけ厳しい環境に置かれようが決して諦めてはいけない。この年末凍(い)てつく寒さに体も心も懐も冷えている人がいる。しかし、必ず朝はくる。 寒い冬ほど春には綺麗な花が咲く。今が頑張りどこだ! 戻る 中流の崩壊は国の崩壊 (2011/12/21) ウォール街の公園を占拠した抗議デモは何を物語っているのか、強欲資本主義の台頭で、1%の人間が99%を支配し、5%の人間が富の80%を独占するいびつな社会構造。米国民はこれに気がついた。米国やEU諸国は、元々王侯貴族が領地と富を支配する社会が長く続いたため、労働者階級と支配者階級の差別が当たり前となっていた。米国民は平気で「あの人は労働者階級の出身者だ」と口にする国である。それでも世界中で一番豊かさを満喫できた米国民は満足していた。郊外の芝生があるモダンな家に住みガレージには家族分の車。夢のような中流階級社会があったからこそ暴動は起きなかった。しかし、この構図がいま崩れつつある。住宅ローン未払いで差し押さえ、そして競売。健康保険未加入者の増加、失業者が街にあふれている。この縮図がウォール街の占拠であろう。日本でもこの構図が浮かび上がりつつある。若者の就職難、労働者のリストラ、農業の崩壊、挙げればきりがないほどの不安要因がある。これは早晩、中流階級の崩壊につながり社会崩壊につながる。日本の給与所得者の85%は中小零細企業で働いているのだ。この85%の給与所得者を守る政治を怠ると国は崩壊する。 戻る 安近短 (2011/12/14) ヒット商品はないか、今のトレンドは何か、経営者は誰しも時流に乗って利益を生み出したい。いや、生み出さないと勝ち残れない。つまり消えて行くことになる。では今のトレンドはなにかと考えると「安近短」に尽きる。休日にドライブをする方は多い。今ドライブには最適の季節。ドライブをしていて気付くはずだ。「道の駅」が各地にできている。地産地消が農産物や魚介類の流通を変えつつある。生産者が直接販売店に物産を持ちこみ直接、客に売る場所ができた。新鮮でしかも安い、さらに消費者の顔が見える。道の駅を訪れる客は大半がドライブ客だが、なかには早朝から道の駅を目指し新鮮で安い商品を手に入れるため通う常連客もいる。長引く不況で国民のレジャーは変わった。 例えば標準家族のレジャーといえば、近くのショッピングセンターへ出掛け、ウインドーショッピングとランチ、夕刻になると併設のスーパーで食材を買って帰る。子供も大人も一日中ショッピングセンターで過ごす。道の駅の大ヒットは「安近短」の最たるものである。給料も賞与も伸びない今、ショッピングセンターや道の駅が伸びるのは大いにうなずける。商材のヒントは「安近短」だ。 戻る オリーブオイル (2011/12/7) 聖路加国際病院院長 日野原 重明先生が100歳を迎えた。いつもニコニコ現役の医師として患者を診ておられる。年間170回の講演で全国を飛び歩き、年間5回は海外へ出張されるそうだ。この健康の秘訣はなんだろうか。先生の著書を斜め読みにして得た結論は、腹八分と適度な運動。その中で気になったのが食生活。先生はオリーブオイルをスプーンで飲んでおられる。このオリーブオイルが心筋梗塞(こうそく)を防いでくれるそうだ。現在、先生の一日のカロリー摂取量は1,300キロカロリー。運動はスクワット40回、腕立て伏せ20回をなさるそうだ。皆さん、腕立て伏せ20回できるか床に手をついてやってみてください。いかに運動不足か思い知らされるはずです。先生の「人生心得」。60歳、腹八分、筋力を使え。70歳、腹七分、やったことのない新しいことを始める。80歳、よく歩き若い者に好んで接する。90歳、心のおもむくままに生きる、道理にたがわず。100歳、よい友を持ちあるがままに生きる。なるほど、先生のストレスをためない生き方は、これを実践すればできそうだ。オリーブオイル(エキストラバージンオイル)を飲んで、腕立て伏せして、今日も仕事!仕事! 戻る 肩身が狭い (2010/12/29) 喫煙者の皆さん肩身が狭いでしょう。この傾向はますます強くなる。小生禁煙して32年。今思えばあの時止めて本当によかったとこの頃思う。社内禁煙、路上も禁煙、電車に飛行機みな禁煙。都市部の主要地区では喫煙すると罰金1,000円。いやはやストレスがたまるばかり。いまにスナックや居酒屋が禁煙になりかねない。今盛りの忘年会も禁煙。昨今の青年たち、特に女子社員さんたちは忘年会を嫌う・・?温泉地で浴衣でお座敷忘年会。いかにもメタボオヤジが好きそうな、こてこての忘年会。その席には必ず灰皿が置いてある。しかも焼き物の大型灰皿だ。いい加減オヤジやコヤジが酔っぱらってくるとスパスパ所構わず吸いまくる。これじゃ女子社員は嫌がる。さらに座敷はまずいのが酔っぱらいが移動しやすい。これが居酒屋なんかだと移動しようにも狭くて移動できない。ちょうどいい塩梅にできているのだ。飲みたくもない日本酒の徳利を持った酔っぱらいに飲まされたり、酌をしろと強要されたり。これが座敷忘年会が嫌われる理由。その最たるものが紫煙なのだ。昔は喫茶店それも純喫茶とか音楽喫茶と呼ばれ、店名も「紫煙」。もろにタバコどうぞ!!の店が日本中にあった。いまや喫茶店でタバコに火をつけようものなら追い出されるよ。 戻る 3万人 (2010/12/22) 人はその歩んで行く人生で3万人の人との出会いがあるそうだ。学校や職場、取引先に会合など出会いはさまざまだ。その中から縁あって生涯の伴侶となる人と出会い結ばれる。友人の子息がこの度結婚の運びとなった。東京に住む息子の結納で、友人はとてもうれしそうに出掛けて行った。読者諸兄の年齢を推察すると大なり小なりこのような経験をするはずだ。それはとても素敵なことであり、奇跡であると思わなくてはならない。友人の子息は何と3万人の出会いの中から一人の女性とめぐり合い、その人を好きになり、その人を愛するようになった。その結果が結婚という形になって結ばれる。その奇跡のような出会いに立ちあえるということは大変に幸せなことだと思うのだ。まだ結婚していない方々はこれからいろいろな人と出会う。生涯3万人というとてつもない出会い。その中から運命の人と出会う。それは会った瞬間にあっ・・・?この人と!!この人が運命の人!!と思える出会いを経験する人もいれば、なんとなく気が合い、なんとなく一緒に住むようになり、なんとなく籍をいれた、といったケースもある。出会いはさまざまだ。しかし、それは奇跡なんだ!!大切にしなさい。 戻る チキンラーメン (2010/12/15) 1958年に「チキンラーメン」が開発されたのを、知ってますか、それは衝撃的だった。この世にこんなうまいものがあるのかと、信じられないおいしさだった。小生が小学4年生の時だったと記憶している。兄貴がどんぶりに入れた薄茶色の塊にお湯をかけている。それを見ておふくろに「僕も食べたい」と言うと、おふくろは近所のよろず屋(今のコンビニですな)に走り、どんぶりにお湯を注いで作ってくれた。そのせりふが今でも頭に残っている。「3分間待つのよ」。その後も日清のチキンラーメンには随分とお世話になった。われわれ団塊世代の男たちの食欲を満たすために、なくてはならないチキンラーメンであった。どんぶりの上にもう一つのおかずでもあった週刊プレイボーイを蓋にして3分間待ったものだ。待ちきれなくてプレイボーイをそっと持ち上げのぞいた。なんといやしい男だったのか、と恥じ入るばかり。しかし、その粗食(当時は皆貧しかった)が、いつの日かビフテキを食える男になってやる、というエネルギーに変えた。「チキンラーメン」ありがとう。読者諸兄食べたいでしょう。カップ式もある。具も入った。ただ、ちょっと良いことがあった時に入れた卵一個、これを落とすと最高に懐かしい味になるよ。 戻る ブランド (2010/12/8) ある大手ホテルの支配人がこう言っていた。「1つのクレームの裏には100の情報がある」と。お客さんからのクレームに真摯(しんし)に対応し、改善することが肝要だと。そして、まさに「ホスピタリティー」の最たるホテルにとっては、「約束×年数=信用=ブランドになるのです」とも。 これは、なにもホテル業界に限ったことではない。むしろ、あらゆる業界に通じる"公式"ではないだろうか? 友達同士の約束から、国同士の約束までその範囲はとてつもなく広い。しかし、そのいずれもが「約束」なのだ。「信用を構築するにはかなりの年月を要する。しかし、いったん約束を破るとたちまち、その信用は瓦解する。一気にだ。そして、また、その信用を構築するには、倍以上の労力を要する」とは、人口に膾炙(かいしゃ)されたことである。 われわれは、日々の生活の中で、何気なく約束している。小さな約束の履行が、信用の構築に結びつき、さらに大きな約束につながっている。と同時に、もし、約束を守れなかった場合は「心から謝罪する勇気を持つことだ」。今年も残り少なくなってきた。年頭に自らに約束したことが、どれだけ履行できただろうか? もしかしたら、どんな小さな約束だったとしても、履行できなかったのではなかったか。 今、心穏やかに胸中をのぞいてみたい。 戻る 廃業(3) (2010/12/1) 地元の中小建設業経営者が「借金を持っている経営者は今のままでは本人が死ぬまで保証人を続けなければならない」と嘆いていた。金融機関から借金をすれば、代表者は「連帯保証」を求められるのはごく普通のことである。事業継承した場合は、継承者が借金も引き継がなければ経営が行き詰まることは目に見えている。金融機関も当然保証を求めてくるし、それを拒めば取引拒否にあうからである。 ところが、身内以外の場合に大きな問題が横たわることになる。簡単には継承者も了解することができない場合が多くある。経営が順調で先が読める時代ならば問題ないのだが、逆の場合は簡単にはいかないだろう。先に述べた経営者は多かれ少なかれこの難点を抱えているから嘆きが出たのである。 このような悩みを抱いている年相応の経営者は多分ごまんといるだろう。年も60歳を過ぎると、そろそろ経営から手を引くことを考えてくるからである。跡継ぎの息子がいればいいのだが、いない場合は深刻な悩みになることは間違いない。今のところ「良い答え」はなさそうだ。 戻る 儲かる話 (2009/12/30) 昨年来の大不況。政権交代によるさらなる公共工事削減、不動産価格は下げ止まらない。一体どうなるの? 儲かる話はないの。あるんです。金の現物である。 昨年9月のリーマンショック後、普通なら危機の時のゴールド。しかし、これに反して09年1月田中貴金属のゴールド1グラム平均小売価格は2,531円となった。2月でしたか本誌コラムで金が買い場ですよ、リスクヘッジしたらと書いた。11月19日の1グラムの価格はなんと3,473円。1キロのバーを購入していれば94万2,000円の利が乗ったことになる。 金現物価格相場の動きはまず何で決まるか? 複雑な経済分析までする必要はない。本誌でも何度も警告したが、ドルも円も預金通帳の数字も基本的にはただの紙切れ。日本は今、深刻なデフレ、物価は下げ続けている。お金持ちには最高の時代だ。しかし、借金まみれの会社や個人は破産する。同じように借金大国の米国政府も日本政府ももがき苦しんでいる。 では何が起こるか? 必ずインフレ政策を打ってくる。そうしないと今の借金は返せないからだ。基軸通貨ドルは早晩崩壊する。1ドル50円時代には金は6,000円台をつける。事実80年に6,485円まで高騰したことがある。インフレヘッジにはキャッシュで不動産を買いたたく。最後に信用できるのは金の延べ棒だけ。儲けてください。ただし、相場師の口車に乗って信用取引は厳禁である。 戻る 布石 (2009/12/23) 昭和38年8月に創業した建設会社が、先ごろ地元熊本の土木会社と統合し、その会社の「支店」となった。実績に不足はなく、企業体質もどちらかというと堅実であった。 この会社が、平成5年10月に、高級果実の栽培および販売を始めた。いわゆる「果樹農園部」として、当初は山形チェリーの栽培に着手した。だが諸問題からこの栽培を断念し、南国の高級フルーツマンゴーの栽培に転換した。異業種への参入ということもあり、言い尽くせぬ苦労があったようだが、今では『○○さんちのマンゴー』と高く評価されるまでになった。マンゴーといえば、東国原知事の誕生によって、宮崎産がにわかに有名になったが、どっこい『熊本』にも立派な『マンゴー』がある。 最近では、県内はもちろん福岡県や大分県の農業生産者のほか、議員、建設業界などからの視察、見学が相次いでいるとのこと。 昨今は、特に建設業界の環境が日に日に厳しくなっており、まさに「生き残りを賭けた」競争が続いている。 こうした中、今後を見据えた『布石』が実りつつある。と同時に、積年の苦労を長年携わってきた「建設業界」にある種の「恩返し」をする時がきたのではないだろうか。氏は朝早くから「農園」に出向いているとか。 戻る 不安 (2009/12/16) インフルエンザワクチン。子どもと妊婦と医療関係者が先に接種された。とてもいいことだ。国会で厚生労働大臣が「もしインフルエンザワクチンで薬害被害が出たら国が保証する」と。これもいいことだが、不安が増す。ニュースで流れる注射のシーンでは北里研究所だったと思うが、国産のワクチンであることが分かり安心する。ましてやミドリ十字のようないい加減な製薬会社(血液製剤、薬害エイズ問題で消滅した)ではない。あの有名な野口英世先生と肩を並べる北里柴三郎先生が興した会社だ。なぜ厚生労働大臣がワクチン補償法案を上げようとしているか? 要するに外国から輸入されるワクチンに不安があるからじゃないの? となるわけだ。 戻る 環境変化対応力 (2009/12/9) 昨年来の世界同時不況。金融危機、グローバル化、企業業績の悪化、下げ止まらない消費者物価指数。失業者の増加。このように複合的に急激な変化が起こっている。我が国で一番象徴的な出来事はなんといっても民主党の大勝。この民主党政権で公共事業が激減することは明白。産業構造が一気に変化する。 戻る 死者の12.8% (2009/12/2) 世界保健機関(WHO)が発表した恐ろしい数値・・・? どの病気が一番怖いか。1番は高血圧。全死者の12.8%が高血圧での死亡だ。2番が喫煙8.7%。3番が高血糖値5.8%と続く。このずばぬけて高い高血圧による死亡は確かに多い。皆さんの周りを見渡して指で数えてみてください。同僚、知人、取引先、身内。いかがです、怖くなったでしょう。 社長、あなたが高血圧で倒れ、脳に致命傷を負った。半身不随、言語障害、家族は生還してくれただけでありがたい、と思うが、会社はどうなるのだろうか。中小企業の一番困るところだ。最悪倒産か、じり貧状態に陥る。親せき縁者に高血圧で倒れた人がいる場合は特に自己管理が必要だ。タバコ、酒、脂っこい物(特に揚げ物)が好きな御仁は要注意だ。家族全員が肥満、子供もそっくりの体形をしている家族は食生活に100%問題がある。 「濃い味が好き」「野菜、果物はあまり食べない」「運動をしない」「家族に高血圧の人がいる」「ストレスがたまりやすい」「お酒をたくさん飲む」「タバコを吸う」「血糖値が高い」「いため物、揚げ物、肉の脂身などあぶらっぽいものが好き」該当数が多いほど危険度が増す。 自己管理できない社長は会社をつぶす。 戻る 信用収縮 (2008/12/24) 世界経済が収縮する、中国など一部の国を除いてほとんどの国がマイナス成長に陥るのは確実である。震源地米国は財政赤字と貿易赤字の双子の赤字を抱えていたのは周知のとおり。金融バブルが崩壊したアメリカは、たった5%から10%程度の金融関連事業に従事する人間で国内総生産の45%を稼いでいた国である。鉄鋼業も家電製造業も自動車産業もとっくに崩壊しモノ作りのできない国になっている。 米国民は住宅バブルに乗って値上がり益を見込んで借金し浪費を続けたわけだ。そのアメリカ市場に中国と日本が頼って商品(自動車・家電製品)を輸出して経済拡大を図ってきたが、アメリカにはもう買うお金がない。だれもお金を貸さないからだ。米国債や社債を買うのはおだてにすぐ乗る天下り官僚がいる政府系金融機関くらいのものだ。 AAAの格付け米国債も各付け会社自体がアメリカ企業であり、実にいい加減であることが今回の危機で証明された。とにかく日本と同様に米国はこれから10年間は氷河期のような経済が続く。これからの会社経営は経済収縮、信用収縮を前提に経営しないと、とんでもないことになる。会社規模も収縮し身軽になることだ。 戻る 組織の二大法則 (2008/12/17) 「パーキンソンの法則」、「ピーターの法則」この二大法則があらゆる組織を支配する。パーキンソンの法則では「あらゆる組織は肥大化する」と言っている。たとえば能力ある管理職は売り上げをどんどん伸ばし、利益を上げ組織に貢献する。さらに組織を拡大し、もっと大きく、もっと売り上げを、もっと利益を、というように肥大化して行く。つまり自分の勢力範囲を拡大しようとする。そうでしょう。能力のあるあなた。能力のない管理職でも同じことが起こるそうだ。自分が仕事をできない分、部下の仕事を増やす。どんどん組織は肥大化するのだ。これがパーキンソンの法則だ。 一方のピーターの法則。「あらゆる組織は無能化する」と言っている。あなたの会社の社員。優秀な彼は営業成績ではいつもトップ。やがて主任、係長と昇格してゆく。ところが管理職といわれる課長になった途端、いままでの鋭さも切れ味も薄らいでしまう。それでも会社は期待し一国一城の主にと支店長に昇格させる。ここで決定的に無能であることが判明する。あなたの会社にもたくさんいるでしょう。この無能管理職。しかし、一般社員としては結構優秀だったはずですよ。この組織の二大法則を経営者は頭に入れた人事を怠りなく。 戻る ソロスは警告する (2008/12/10) 『ソロスは警告する』(講談社)徳川家広(訳)松藤民輔(解説)を読まれるとよい。スーパーバブル崩壊について詳しく理解でき、今後の経済をどう読むかを紐解いてくれる。 いうまでもなく世界的な投資家であり、60年代のアメリカで、今でいう「ヘッジファンド」を立ち上げたソロスは、裸一貫から1兆3,000億円という個人資産を築き上げた。この書の中で世界金融危機の発端となったサブプライムについて語っている。「現在、サブプライム住宅ローンの借り手は700万人ほど存在するが、そのうち約4割が今後2年で債務不履行状態に陥ると予測される。最初の猶予期間が終了して、金利がより高いものへとリセットされるタイプの住宅ローンの債務不履行も、数からいえば同じ程度になると思われるが、ただし、これら問題が表面化するには、もう少し時間がかかる。 いずれにせよ、どちらの種類のローンの大量債務不履行も、住宅価格に対して下方圧力を掛け続ける結果にならざるをえない。政府の介入がなければ住宅価格は長期トレンドを下回るところまで下落することになる」と本書で警告している。これからの景況を読むうえで、この本は経営のバイブルとなる。即本屋に注文。 戻る 早合点 (2008/12/3) 日本国家が生まれ昭和までは実に穏やかな時代であった。昭和に入り早々の昭和2年3月に金融恐慌が始まる。その4年前に起こった関東大震災による震災手形が政府の財政を苦しめていた。倒産寸前の企業が巷にあふれ、噂が飛び交った時代である。昭和前期の悪魔のような20年間の日々はこうして幕を切って落とされたのだ。 東京に渡辺銀行なる地方銀行があった。第一次大戦の好況期に大きくなり、その後の大震災で不良債権を抱え四苦八苦していた。銀行は預金を企業に貸し出して利を得る機能である。もし預金者が大挙銀行に押し掛けて預金を引き出してしまえばつぶれる。渡辺銀行は持ちこたえるべく一時的に支払いを停止しようと、役員が大蔵省にその旨告げた。折から衆議院で予算委員会が開かれていた。時の大蔵大臣片岡直温が答弁を行っている時、大蔵省の事務次官からメモを渡され、それを見た大臣は「今日正午ごろ、渡辺銀行が破たんしました」といった。正確には休業なのだが、大臣が早合点したのだ。 これが引き金となって昭和の大恐慌に発展し全国津々浦々の銀行で取り付け騒ぎが勃発。その2年後、米国の大恐慌が世界を覆い、第二次世界大戦へと暗い時代に動いたのである。歴史は繰り返す。今の大臣も口が軽そうだが・・・。 戻る 金の斧 銀の斧?? (2007/12/26) イソップ寓話のひとつ“金の斧”。 川へ落とした斧をヘルメス神が「金の斧か?銀の斧か?」と問うが、正直に答えたきこりは感心され、結果的に3本すべてを貰ったという話である。 約20年前の実際あった本当の話。 ある会社が請け負ったパチンコ関係の代金3,000万円が、なかなか回収できず困っていた。発注した側から「これで我慢して貰えないか」と渡された紙切れをしぶしぶと受け取った業者はその場を後にした。 しかしその後、転機が訪れる。 貰った紙切れの会社が、今では誰もが知る東証一部の優良会社へと大化け。受け取った紙切れとは株券のこと。後にこの業者、なんと100億円ほどの富を手にすることとなった。現在では無理して商売を続ける必要もなくなり、悠々自適な生活を送り、どこかの島を購入するなど景気の良い話が伝えられる。 イソップ寓話では“神(かみ)”が正直者を助けたが、この話、代金回収に困り果てていた業者は“"紙(かみ)”が助けてくれたというわけである。人生は紆余曲折がある。不正直には生きたくないものだ。 戻る ビジネスは感動だ (2007/12/19) ホンモノの時代が到来した。これまでのネームバリューに頼った商売は衰退するだろう。お客様は常に私だけのホンモノを求めている。商品・サービス・接客すべてにおいてホンモノでなくては売れない時代に入った。 某有名コンビニ加盟店募集に際しての選別するチェックリストは(1)年齢五十歳以上(2)人を使えない人(3)一攫千金型の人(4)評判の良くない人(5)夫婦仲の良くない人。この5項目のチエックリスト5点のどれかに該当するものがあるとだめだそうだ。なるほど、急成長の陰にはFCのシステムだけでなくビジネスの根幹である人を重視している。 店長としてお店を経営するのであるから、当然といえば当然である。それぞれの経営者は我が社の事を振り返って欲しい。あなたが任せている幹部は前述5項目に該当する人が多数いるはず。案外業績が伸びない支店などは商品や販売システムではなく、支店を経営する幹部社員に問題が潜んでいるような気がしてならない。感動を与えられる人材を配置することだ。 戻る 情けない (2007/12/12) 香川・坂出の事件でまたもや幼い女の子が二人も犠牲になった。彼女らのあどけない表情の写真を見るたびに感情が高ぶってくるのは誰しも同じだろう。無事でいてもらいたいと願っていたが、遺体は坂出港で発見された。 戻る 脳細胞 (2007/12/6) 脳細胞(ニューロン)は母親の体内で育つ間に完成するそうだ。その数はなんと1兆個。母の胎内で受精した細胞が分裂し、あるものは筋細胞になったりする。それぞれの役割を受け持つのだ。ニューロンは1分間に平均250万個作られ、十月十日後この世に出てきたときには、1兆個の脳細胞をもっている。ニューロンは増えることはない。数は増えないが成長はするそうで、生まれたときの脳の重さは350グラム。これが1歳になると1,000グラム。成人で1,300グラムになる。増殖しないのに重くなるのは一個一個の細胞が成長するからだ。その細胞も20歳を過ぎると1日毎に5万個も消滅する。これを知って小生は何故記憶力が衰えたのか妙に納得した。しかし、そうではない。75歳のニューロンは生まれた時より1割死滅しただけ。その影響ではない。9千億以上の細胞は生きているのである。増えないが成長する、勉強すれば成長するのです。人間の脳って凄いですね。因みに1兆を数えると何年かかるか?数えてみますか。数え終わるのに3万2千年かかります。脳細胞の数は本当に天文学的な数字なのです。 戻る 想定範囲内 (2006/12/27) 『想定範囲内』が流行語となった。経営が想定範囲内だけで回れば良いが、そうはいかないから大変である。想定外の危機は、突然に起こったように見える。しかし、蟻の一穴の例えの通り、最初は小さな穴からちょろちょろと水が漏れ始め、穴はだんだんと大きくなり、巨大な堤まで破壊する。では、小さな穴を誰が発見するか?意外と一兵卒の社員が気付くことの方が多い。社員が報告に来た時には、じっくり話を聞いてやる。傲慢な管理職や経営者は、全て自分が正しいと思いがちになるから、話をまともに聞かない。それでは誰も報告しなくなる。 松下幸之助翁は、報告に来た社員の話を「そうですか、それからどうなりました?」と相槌を打ちながら聞いていたという。しかし、報告は大半が既に耳に入っていた情報だったと回想されていた。それでも親身になって耳を傾ける。想定範囲外の危機を減らすには、まず社員の話をじっくり聞くことから始める。 戻る 『命』 (2006/12/20) 2006年の世相を象徴する漢字が『命』となった。非常に重たい言葉である。今年その言葉を想起させる出来事や事象が多く発生したが、その一方で既に忘れ去られたこともあるのではないだろうか?いずれにしても、改めて正面きって全ての人々が問われた言葉である。企業、とりわけ中小企業にとっての『命』は、おそらく「金融」であろう。その金融業界も、一段と再編による統合が進み、なお加速しそうである。そんな中で、より以上に厚遇される企業とむしろ冷遇される企業が鮮明になってくるのではないだろうか。二極化、格差など叫ばれて久しいが、ようやく一時の底から少しずつ脱出しつつある時に、非常に厳しい判定を受けることになる。優勝劣敗は世の習いではあるが、果たして、本当に『再チャレンジできる世の中』が到来するのか?そのためのセーフティネットはどうするのか?先行きを悲観して、廃業を選択する優秀な中小企業も既に出始めている。 戻る 安易な原価削減のツケ (2006/12/13) 建設業界の中では受注単価見直しの交渉に厳しさが増している。良くて現状維持が精一杯であり、材料の高騰分は工賃のマイナスで補うケースが大半らしい。確かに、原価の中で人件費は、目に見えないために「調整材料」に使われやすい。何年か前に地元の経営者が「今後、日本の人件費は限りなく削減され、いつかは中国並みになるかもしれない」と語っていた。その時の中国がいくら元気であっても、まだ賃金は、日本の10分の1であり「まさか」と思ったが、このままいくと「まさか」になり兼ねない。もちろん中国の人件費もその間、上昇するとしてのことだが。ここで考えなくてはならないのは、経済の原動力の半分は「個人消費」だということである。だとしたら、人件費の削減が限りなく続くようであれば、個人の所得が減少し、購買力も低下する。「賃金が低下すれば、それに似合う生活をすればよいだけ」と言われるが、それも限界がある。現に授業料を払えない家庭も出てきている事を考えると、社会問題に行き着くことになる。国力を考えた時、この選択は、果たして正しいのだろうか?ツケがやってこないだろうか? 戻る 煮詰まったら (2006/12/6) 仕事でも人間関係でも、煮詰まったら外を向こう。文字通り首を「ここではないどこか」の向きへくるりとひねり、足も「ここではないどこか」へ向けて動かすのだ。同じ椅子に同じ姿勢で同じ人の前に座ったままでいると、いつしかそこが全世界になってしまい、そこでの微細なことが重大ニュースのように思えてくる。いいことはない。外は晴れているし、みんな笑っているし、世の中では知らない間に面白いことがたくさん起きているのだ。仕事のヒントは公園の噴水の中に見えるかもしれないし、問題点はCDショップの棚の前で解決するかもしれない。とらわれているその価値観、限界、恐怖は、多分あなたの小さな枠の中だけの生産物だ。そこから一歩外に出た時、音を立てて鳴り響くと予想していた警報器は、ちっとも鳴りはしないのだ。だからその頭を抱えているものから、すっと目と身体を離してどこかに歩き出そう。新しい何かが見えてくるかもしれないし、見ていたものがいらなくなって消えるかもしれない。どっちにしても、今よりずっといいことだけは確かである。 戻る 熱く燃えろ (2005/12/28) 40代、どこか物事を斜めに構え、白けた見方をする人が多い。何も考えずに突っ走る、熱く燃えて立ち向かう、そんな姿勢が伝わってこない。パワフルさが売りであった団塊世代は、今人生の秋を迎えようとしている。 次代を担う40代の諸君に言いたい。“もっと熱くなれ、そして燃え尽きるまでやってみろ”何もかも中途半端では、自ら歩む道でさえ開拓できない。先輩達が作り上げたハイウエイを突っ走ることなら誰にでもできる。本当の仕事は、自らが道なき荒野を掻き分けて切り拓く。このフロンティア精神が求められているのだ。 先輩達は、世界中からエコノミックアニマルなどと揶揄されながらも、市場に次々とブームを起こしてきた。ホリエモン現象に見られるように、その次の団塊ジュニア世代にはパワフルさを感じるが、はざま間の40代の諸君にはそれが足りない。 時には仕事をやりすぎて倒れることもあるだろう。だが「燃え尽き症候群」なる勲章が貰えるまで熱く燃えてほしい。 戻る 一生懸命 自分で作っていく (2005/12/20) 運は、二つあるといわれる。一つは人知の及ばない天運。一つは「自分で作っていく運」である。この運は、誰でも平等に流れ星のように、無数に巡ってくる。これを捕まえることのできる人を「幸運な人」という。 それには、どうすればよいのか。まず「望む」ことだ。ただ漠然と成功したいとかではなく、人生とか、仕事で、自分はどうあるべきかを真剣に考え、目的を持ったら他の時間を制約してでも、毎日毎日そのことを考え、努力する。 一にも「一生懸命」、二にも「一生懸命」に努力すると、自ずと流れ星が見えてくる。これが「自分で作っていく運」である。 戻る 英断 (2005/12/14) この度の耐震強度偽造事件は、経営者に多くの事を問いかけている。企業経営でトラブルは日常茶飯事。どのように裁くかで、経営者の能力が問われる。 トラブルを恐れて、いつも尻込みしていては大きな飛躍が望めない。だからといって利益を追求する余り、違法行為と知りながらゴーサインを出すか?まして人命に関わる可能性がある案件を、仕事がこなくなると生活が出来なくなるからと『偽造した』。この時点で経営者として、いや人間として失格である。指示した会社も同罪である。 釣人ならよくあるケース。待ちに待った休日にボートを出すか出さないか迷う。 午後に寒冷前線が通過するという予報を聞いた瞬間、決断を迫られる。この決断を誤り、遭難死したシーマンは多い。 突き進むだけが勇気ではない。これは危険だと踏み止まる決心こそ真の勇気であり、英断と言える。企業経営で常に問われるのは、先ず経営者としてより、人間としてどうあるべきかということである。 戻る 偽装と偽造 (2005/12/7) かつて、狂牛病が発生した時、「偽装」が頻発し、大きな社会問題となった。ようやくアメリカからの輸入に関連し、早ければ来年早々にも再開される見通しとか。 そして、例の耐震強度偽装問題がにわかに発覚し、今や最大の関心事となっている。 各方面に広がりをみせており、事態の収拾には、かなりの期間を要しそうだ。だが、既に今回の件で破たんした企業も発生した。 誰が悪いとか、どこに原因があるとかいった問題は単純ではないことが予想され、それぞれの段階で重要な要因があったことだろう。早急に、それぞれの案件ごとにそれぞれの管轄部署で解明と対策がなされることを願う。 いずれにしても、これほど「安全と安心」がなにより『究極のテーマ』となっているにも関わらず、「偽装」にしても「偽造」にしても、『社会に背いた愚行』と断じざるを得ない。と同時に、『悪事は必ず跋扈される』ことを改めて、肝に銘じるべきだろう。 戻る |
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